夏のマジックのタネ明かしをしよう。 



4人くらいの男女のグループ
別に付き合ってもいいけど、
付き合わなくてもいいあわよくば告られたらいいよって言って何だかんだ続くような男と女の関係

青過ぎる関係性が少しずつ心地よくなって行く
実際ボディタッチとか気にしないタイプだけど
たまにドキッとしちゃうようで
好きってわけじゃないのに強がりたくて
 『恋かどうかわからない』なんて気持ちを
友達に促した夜にも虫の声は鳴る

やっぱり好きなのかなぁとか思いつつ付き合ったらのことを考える
そしたらそれはそれでいいなって思って
次第に割と好きになり始めてそのグループで集まった時に
何となく自分の好意を匂わせていると、
なぜか向こうも
「私も好きでした」
みたいな感じを漂わせて来るのに対して
わかった上でちょっとしたイベントで告白してみようと心に決める。
それくらいの夏の暑さがちょうどいい
僕の夏は今年はやけに涼しいけど


沢山の出会いがありすぎて

この人とか、この人とかも付き合ってみたら実際楽しそうだし、なんだかんだで好きになるから

僕が求めているものはあまりにも苦を要さないような、他愛もない青すぎるものかもしれない。

そんな事を自分でも理解しながらも、今置かれている現状の心地よさに結局は体を傾けてしまう。


関係性を壊したくないとかいいつつも

気づけばそれよりも自分の欲が勝ってしまう。

そんな時に「そんな自分が嫌いだ」だの

ステレオ越しの声を涙声にして、

ふと弱音をみせてきっとそんな自分の素の部分を見せた人の事は好きになむちゃうよね、

自分だったら好きになっちゃうわ

まぁそんなことはきっと考えてないかもしれないけど、


素を見せた相手はきっと聞かずもがな自分の弱味なところを饒舌に話してくれる

お互い泣いている電話


少し窓から風を入れながら時計を見ると、圧倒的に夜に驚きが隠せないまま秒針に目を背ける


気づけば涙は暑さのせいかすっかり乾いて、

お互いの好意を漂わせた上でちゃんと気持ちを伝える流れに持って行く


ステレオ越しの声を切った後に

少しのドキドキと少しの虚無感で

ベットに寝そべりぬいぐるみに話しかける

ないし枕を抱く、

ないし前髪をいじる


最も携帯を仰向けで見ていたら

手が滑って顔面を強打、主に口元

歯に当たって唇を噛んだような感触

後にできる口内炎の治る頃にはきっと2人は結ばれていて、謎の情景描写過ぎ



『今年は平成最後の夏』そう誰かが言った。

でもそれを自分で気づいたかのように振る舞いたくてボソッとポエムのように


〈平成最後の夏だから何かが変わるわけでもなく、、〉


なんて綴ってみる人


それを見た人が平成最後のだからってみんなギャーギャーいいすぎだと

反対の冷めてる意見を持つ自分に酔った人が現れる


どーせなんも変わらないんだろって

最後だ最初だと突出して馳せる人を

ひたすらに攻撃


でも実はどこかいつもの夏と違うところを持って帰りたいんだ


持って帰る用の袋は用意してる

袋持ってれば2円安くなるんだって

でも大袈裟にしてる人みたいに

カラフルなエコバッグじゃないから

もはやエコバッグじゃなくて同じところで買った時にその時はもらった袋を使う。


きっと去年は何となく貰って過ごしたんだけど今年は何てったって最後だから、

くらいの心境で持ち合わせた袋




平成最後に取りつかれる人たちやけに


平成最後っていう人を遠ざける人たち


焦って恋人を探す人たち


恋人ほどじゃなくても、好きになる可能性のある人と遊ぶ人たち


どこか青春っぽいことがしたくてノスタルジックな雰囲気が好きって言ってみたり

アイスが最高に美味しかったり

どこか大人になったふりをするから青春って言う言葉を聞いて、

私なんておばあちゃんだよ 』

と繰り出してみる


で本当はずっとその2文字を追いかけてるんだ

何だかんだ夏そんな夏が嫌いになれないのは


暑さよりも無意識に願ってしまっている青い春の自分


そんな蜃気楼みたいなマジックをひたすらに追いかけているのだ