昨日、バレエの発表会で久しぶりにお会いした方は、ヨガのインストラクターをされていて、健康にとっても関心の強い方です。専門的な知識もおありの方ですが、時々困ることがあります。

 

例えば「最近体重がリバウンド気味」なんて話になると、すぐにバッグからスティック状のサプリメントを取り出して、「これはデトックスにもよくて、便通も良くなるし、ダイエットにいいんですよ。お肌もツヤツヤになるの」と言われるのです。

 

サプリメントに詳しい方は、良かれと思って勧めてくださるのですが、実は私はサプリメントに興味がない人間なんです。これは薬が嫌いだった母の影響もあると思うのですが、訳の分からないお粉(?)を飲むよりも、調理した食べ物をきちんと食べたい方なんです。サプリメントのお値段も安いわけではありませんしね。

 

そこで、勧められた時にお断りするのが面倒なんです。強引なセールスなら、きっぱり断れますが、親切心で勧めて来られている知り合いの方には、(多分、販売もなさっていると思いますが)失礼のないようにお断りしないとなりません。

 

「きっと効果はあるんでしょうが、私はサプリメントを飲むのは慣れていなくて」とか「サプリメントは好きじゃなくて」とか、相手を気遣いながらお断りをするのですが、気まずくならないか、気を使います。面倒くさーい。

 

私は青汁も野菜ジュースも好きではありません。味がいやというより、どろどろにしなくても、形を残した料理で食べた方が美味しいと思うのです。

 

ただ、医学的な根拠があっての販売でしょうから、生のままでは大量に摂取できないものや、多品種を接種したい場合はきっと有効なんだとは思います。もうすこしすると、硬いものが食べにくくなったりして、頑固な私の考えも変わって来るかもしれません。

 

ところで、先日の法事の時、兄のお嫁さんとお互いの健康の話をしたのですが、腎臓が悪いという兄のために塩分を控えた料理を作っていたら、彼女もコレステロールの薬が必要なくなり、今はなんの薬も飲んでいないそうです。

 

ところが、医者に「薬は飲んでいません」というと「認知症なので、薬を飲んでいるのも忘れているんじゃないか?」という反応をされたそうです。失礼な!

 

高齢者が増えたので医療費も増えている、といわれている今、薬も飲まない健康な高齢者を認知症扱いするとは、全く、高齢者も立つ瀬がありません。