今、NHKの7時のニュースを見ていたら、続いてクローズアップ現代「揺らぐ学校の食事 子供の”食のインフラ”をどう守るか」が始まりました。

 

昔々、私の子供時代は、あの悪評高い脱脂粉乳のせいもあり、給食の印象は良くありませんでした。けれども、今の献立は本当においしそうで、盛り付けられたおかずは温かい手作り感にあふれ、子供達も給食を心から楽しみにしていました。

 

しかし、作る側には今、大変苦しい現実があります。というのは、その給食を作る材料費は父兄が負担すると法律で決まっているそうなんです。しかし、この物価高、父兄に給食費を上げてもらうこともままならず、現場にしわ寄せが起きているのです。

 

材料費がどんどん上がるので、とにかく工夫に工夫を重ねて、なんと、一銭単位で計算して、予算内で納めるよう努力しているそうなんです。

 

ある学校は一食の予算が一人約250円。モヤシや鶏むね肉を使ったり、デザートの果物一切れを止めたりして、規定の栄養価を守りながら、子供達が満足してくれるような給食を作る努力が重ねられていました。

 

あれ?今は少子化対策で、国はお金をバラ撒いているんじゃなかったっけ?条件はあるのでしょうが、子供一人に何万円出すとか、学費や医療費を免除とかいう政策を実施または検討していますよね。

 

親が250円の給食費を負担するなら、それに50円でもプラスしてあげられないのかな?それとも、子供を持っている人、もしくはこれから持ちそうな人にだけ手厚い待遇をして、それを支える人たちは関係ないという訳かしら?

 

税金を払わない不正献金の額は何億円だっけ?議員一人につき、領収証の要らない毎月100万円の経費も問題になりましたよね。一食50円でも補助してくれたら、給食を作る人たちも頭を悩ませることはないのに、一体どうなっているのと思いました。

 

読書記録:「魔術はささやく」(宮部みゆき:作)

やっぱりこの作者の作品は面白いです。昨日、午後から娘たちが来るというのに、前日から読みかけだったこの本の先が読みたくて、10時まで、11時まで、12時まで・・・と時計を見ながら読み進め(途中で30分ほどルイ君がやってきましたが)、12時半で断念。

 

部屋の中を飛ぶように(笑)動き回り、家の中の掃除とテーブルの用意、お皿とカップなどを揃え、お化粧をし、14時にお客様を迎えたのでした。間に合いました!

 

夜、遅くなってから、続きを読みました。面白かったし、読書に対する発見がありました

 

私、こういうフィクションの小説が好きみたい。ドラマよりも、映画よりも。読んでいる時、とても楽しい。登場してくる人物の複雑な人生に思いを馳せ、彼らの幸せを願い、応援しながら読み進め、明るい未来を予測させるエンディングであればなお結構!

 

啓発本や、ハウツーもの、自伝や成功談もダメ。フィクションが一番いい。勿論作者にも依りますが。今後、つまらなくなった時にはこういう小説の世界で楽しもうと思います。