英会話教室に行ってきた。

 

最近、またフランス語が邪魔して、英語が出なくなってきた。先生のせいにしてはいけないけれど、やっぱり授業のやり方が変わったからではないかと思う。

 

テキストをもらっていて、予習よりも復習をするようにと言われているが、今の先生はテキストに出ている質問文まで自分で読んでしまい、私たちには答だけを言わせるので、やはり予習をせずにレッスンを受けるのはむつかしい。いきなりでは内容を理解する時間が私には足りない。

 

しかし、こうなると、予習をしたらなおのこと、私にとっては単なる答え合わせで終わってしまう。

 

もともと、会話力と文法力には差がある私であるから、時間をかけてみつけた文法の答があっているからといって、会話が流暢に出来るわけではない。外国人にはその辺が分かりにくいのだろうが。

 

テキストにある「生徒同士がペアになって、この内容で会話をしなさい」というところはいつも飛ばす。それは私には楽でいいんだけど、結局残った時間は先生からの殆ど一方的な雑談になる。始めは「ナマの英語が聞けるだけでいい」と思っていたが、いつのまにか受け身になってしまって、自分からは積極的に話せなくなっている。

 

前の先生はいつもテキストの予習をしていた。だから、質問の中にある単語や表現で、私たちが慣れていなさそうなものを取り上げて、質問したり、使い方やそのニュアンスを教えてくれていた。また、すべての文章は、Tさんと私に順番に読ませ、発音の注意などもしてくださった。今の先生は、紛らわしい解答の場合、自分も迷っているから、予習などしていないと思われる。

 

今日は、いつものTさんの他に、他のクラスの振替の女性が加わり3人でレッスンをした。休んだ時はほかのクラスで補講を受けることができるシステムなのだ。この女性とは、5、6回、このクラスで顔を合わせているが、毎回楽しくない。

 

彼女はまだ40代位のきれいで可愛い人である。けれど、私たちに対し気配りがなく、先生に向かってだけ、延々個人的に喋る。シンガポールの話が出た時、彼女は4年も住んでいたと言っていた。彼女はヨガのインストラクターだったのである。そのほか、イギリスにもアメリカにもオーストラリアにも住んでいたそうだ。なので、先生との会話は問題なく成り立つ。

 

外国人の英語に慣れている先生にはわかっても、私には殆ど理解できない。知らない表現もあるのだろうが、それよりも彼女の早口でボソボソと切れ目なく話す小さな声が聞きとれないのである。個人的な話題でもかまわないから、もっと大きい声で、私たちにも聞こえるように、はっきり話してほしい、といつも思う。

 

何十年も前になるが、英会話学校の見学した時、いつも同じ生徒が答えて、結局ほかの人たちはその生徒のうまくない英語を聞いて授業が終わるのを見て、申し込むのをやめたことがある。その時のことを覚えているので、おしゃべりな私に比べ口数の少ないTさんには、私なりにいつも気を遣っている。

 

例えば、練習問題の答を聞かれた時には、自分だけが答えずに、Tさんに半分答えてもらうとか、先生に何か質問された時には、口がすぐ出るのはおしゃべりな私なので、話しながら彼にも同意を求めるように、または反対意見が言えるように、彼の方も向きながら話すとか。

 

しかし、彼女は先生とだけ話すので、結局Tさんは、今日は相槌を打つ程度で、殆ど喋らなかった。

 

そして、帰りにふと気づいたのだが、彼女の英語はもしかしたら、私の知らない国の訛りのある英語なのかも?私が耳にしたことがあるのは、アメリカ英語、イギリス英語、それにフランス人の英語、日本人の英語位である。シンガポールやオーストラリアの英語ももしかしたら独特の癖があるのかもしれない。だとしたら、この話し方も彼女に悪気はないのかもしれない。

 

ちょっとつまらなくなってきたレッスンだけど、Tさんはもう6年も通っている人なので、少しのことで一喜一憂する人ではない。いつも淡々としている。私も長い目で見て、先ずはとにかく続けてみることにする。

 

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