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いつまでもあると

石川県の大地震が元旦の日に発生するとは誰も思っていなかっただろう。

不幸中の幸いなのは、しばらく雪が降らなかったことと、原発が停止中であったことだろう。

12月は北陸に大雪が降る時期もあったが、もしも大雪だったら避難するにしても大変だっただろうし、家に閉じ込められた人の救助や道路の修繕も遅れてしまっただろう。原発も停止中で油漏れが発生していたが放射能漏れはなく、もしも稼働中だったらどうなっていただろうか。鳩山元総理は「原発で火災発生」とデマを拡散させたが、こんなひどい偽のデマを流す人には法律で罰するようにしてほしい。原発も建設時の想定を超えた大地震にはトラブルが発生しやすいことがわかっている。今秋田県では風力発電の風車が日本海側の風を受けやすい地域に増えている。二酸化炭素や放射能を出さない風力発電が適地にもっと増えて、大地震でも原発事故の心配のない社会に進んでもらいたい。

今まで私が体験した地震では、近所で家が倒壊とか道路が破損とかはなかったが、東日本大震災では停電がしばらく続いた。テレビでも地震の備えなど教えているが、私の体験から他にもこんな点に気を付けたほうが良い点を述べたい。寒い時期の停電だと、普通の電気が必要な石油ストーブは使えないので、家族が多い家庭は電源不要の石油ストーブが1個はあったほうが良い。田中角栄家の火事の原因は線香が原因だったが、夜の明かりもろうそくでなく、100円ショップでも売っているLEDライトを数本あれば便利。停電だとガソリンスタンドも動かなくなるので車のガソリンは半分になったら早めに補充。水道と水洗トイレは使えなくなることを想定しておく。風呂に入れなくても、やかんで沸かして洗面器に42度の湯にして頭を洗ったらその湯をそのままタオルで体をふいて洗うことで最小限の水で体も衛生的に保たれる。現代日本人は首までつかる風呂に慣れているが、水が少ない国はこのようにしている。南海トラフ大地震もいつ起きてもおかしくないと言われ、東京直下型地震も30年以内が70%と言われる。昔の格言にはなるほどと思わされる。「いつまでもあると思うな親と金。ないと思うな運と災難」