「白魔女学園 オワリトハジマリ」を見ました。2015年の邦画。
この3年後に、でんぱ組.incがこんなことになるなんて誰が想像していただろうか(適当)。
そもそも、ネトフリに落ちていたからなにげなく見たのですが、この映画、続編なのね。第一弾の映画「白魔女学園」はなぜかネトフリにはなかったので先に探して見るべきかしらと思っていたけど、見終わったら「まあ、いいか…」って感じになりました。第一弾のほうが面白そうではある。
傷つくことで魔力を覚醒させ、白魔女となることを目指した少女たち。仲間たちと殺し合いをしたのち(「あずみ」方式)、白魔女となったもがはもうひとりの白魔女に出会う。だが、魔界による支配を目論む黒魔女軍団が現れ、彼女をさらってしまい…??という内容。主演は最上もがちゃんで、99パーセント彼女しかでてきません。他のメンバーのことを全然知ることができないってどういうことなの…?
基本的には特撮系実写ドラマに分類されるんだろうな~という印象。あえてダーク系にしているのも個性を出したのでしょうが、「ハッピープルプルピープルン!」というセリフが出てきた時には、そりゃあもう、自然と白目になるわよね。何だよハッピープルプルピープルンって。百歩譲って意味があるとして、説明してくれよ。
あと、テラといういかにも裏切り者風味だけど主人公の味方になりそうなタイプの男(ホスト風味)がでてくるのですが、頭のなかでどうしても「寺」になる。そうなるともう寺門ジモンしか頭にでてこない。あと「テラ萌えス」(しょこたん語)とか。そしてなぜか牛丼メガ盛り騒動まで思い出した。「地球」のテラなのかな?「セーラームーン」も意識しているのだろうか。テラくん、仮面つけてるし。ただ、タキシード仮面くらいぶっ飛んでてほしいね。タクシードにシルクハットでバラ投げてくるんだぜ、冷静になって考えてみたらものすごい男である。
しかし、ファンの方にはコスプレ要素あり、脇見せあり(同じ女として、あれだけ脇を堂々と見せられる時点でオタクではないと断言したい。たとえキレイに脱毛していてもカメラの前で脇あんて出せませんわよ)と楽しめる内容になっています。
ちなみにこの映画ではやたらと仲間同士の殺し合いシーンがでてくるのですが、ファンタジー要素が入っているせいかふわふわキラキラしていて何の感情も動かん。ファンになったらもっと思い入れがでてくるのかなあ?最後は自分のいない世界軸を作る、みたいな展開になったと記憶していますがここでは「まどか☆マギカ」の影響を色濃く感じてしまう。
セットに衣装とお金もかかっているし、アクション指導もしっかりしているし、CGもしっかりしているほうだし、キャストも豪華。それなのに、なんだか物足りない。「一見さんお断り」の雰囲気もあるし。
普通の女子高生たちがオカルトにのめり込む系のホラーを見たかったな。「ザ・クラフト」みたいに、全員がどんどん間違った方向に行ってしまう系統のホラーなんてよく似合いそうですけど。AKB48の「伝染歌」みたいな方向性でもよかったんじゃあないか。