アビゲイル・ブリスリン主演のサスペンス映画「ファイナルガール」を見ました。ホラー映画の中に入り込む良作品「ファイナル・ガールズ」と比べると、似たタイトルでもいろんなところから寄せ集めてきた感じが否めない。
少女をかどわかしては森の中で殺して楽しむ男たち、そして彼らに鉄槌を下す美少女は、なぜか殺し屋の英才教育をされている…という「ファニーゲームUSA」と「ハンナ」を足して薄めた感じのお話。パッケージでも「レオン」「ニキータ」「ハンナ」のタイトルが出ているので、配給会社も意識しているのかもしれない。

 

 

どうでもいいけど、パッケージのアビゲイルちゃん痩せてない…?顔も違わない…??

 

 

両親が殺された少女が、妻と娘を殺された過去を持つ殺し屋?(このあたり、明言されないけどそうです)に育てられ、ひたすら殺しの訓練をさせられます。けっこういいドレスで湖畔に出てるのに、カヌーをこがされ(カヌーが出現した理由は不明)そのまま走って帰れとか言われるのはかわいそう。

 

 

一方、年頃の女の子を釣っては殺すという謎趣味を持つ4人組男子高校生。
彼らの所業に気付いた殺し屋の少女は、なぜか代わりに復讐することを決意します。

 

 

男たちと森に入り込んだものの、形勢逆転して、男子高校生たちは幻覚を見ながらボコボコにされて死んでいくことになります。マザコン少年はママとキスする夢を見ながら殺され、彼女持ちの男は他の男子学生との三角関係の妄想に取りつかれます。と、殺し屋としてのテクニックよりも森の不気味さがひたすら強調されるのですが、怖いかと言われると怖くなくて、スリリングかと聞かれるとない。

 

 

ただ、男子学生たちをお仕置きした後、ダイナーでパンケーキを食べる殺し屋2人の会話はよかった。
「パンケーキの味は?」
「まずい」
「俺のもだ」
という会話は、稼業のことを暗示しているのでしょうか?もしかしたら殺し屋は少女の両親を殺した犯人?とも思ったのですが、まあどっちでもいいや。

 

 

5分ぐらい考えたけど、もう言うことがない…。

おわり。