7月23日 車遍路にかわって 高知愛媛県境を越えました。 この箇所は 三十九番と四十番でみても 26kmの距離。 ですが、八十八ヶ所で 四十番から四十一番を目指す場合、50kmを越える移動となります。 しかも歩きでしたら 400mの峠越えまであったりします。 なんともきつーい 裏関所。 百八打ちをしますと わずかに霊場間の距離を短くできます。 宇和島市街、ここには 別格6番 龍光院があります。 また宿泊施設であったり 観光スポット、お食事処などにも少々恵まれます。
別格6番 龍光院
宇和島市の 表通りを一本入ると 寺町があり、その高台に伽藍があります。
かならず 空を仰ぐことになる 石段。 めずらしい。 街中だから さらに珍しい。
本堂。御本尊は 十一面観音さん。
六地蔵さんに稲荷社。
大師堂 納経所は奥です。
左寄り。 電波塔の横に 宇和島城です! 見えますか? あちらの方が少し高いかな。
宇和島城の主は 伊達氏です。 政宗公の長子ながら側室の子、秀宗公が入封しました。
仙台の支藩的な地位でしょうが、さすがに毛並み?良く 幕末の混乱期に 京での 幕政に参加していたりもします。
秀宗公の墓所はないですが、 のちに宇和島藩の祈願寺になっているようです。
宇和島の鯛めしは 旨いです。 松山のとは違う。 平安期の承平天慶の乱 の藤原純友率いる海賊が 日振島で食っていたといわれます・・・
温かい御飯に鯛の刺身を載せ、 生卵とつゆをかけて食べます。 おととしの写真です。
四十一番龍光寺
一番上段に 鳥居がかかり、 お稲荷さんが祀られていますが もとはこちらが本堂であったと。 神仏分離の際、 ここから出された 御本尊を奉じて 新本堂が建ったそうです。
こちら。 御本尊 十一面さん。 すぐ横に鳥居も見えますね。
大師堂。 羅漢さんいますね。
龍さんは 巳さんの化身でありまして そこらへんも御朱印に表現される。
近い所に 四十二番佛木寺。
華麗な山門。
素朴な鐘楼
本堂、御本尊 木造の 大日如来。 毎日開扉! 素朴な、ほんとにいい仏さんです。
大師堂。
歩き遍路道は このまま 北上して 目の前の山を越えます。 歯長峠。 越えますと 西予市になり、 水系も肱川となります。
龍光寺とここ 佛木寺のある、宇和島市三間 は四万十川水系です。 9枚上の写真の方向に流れる。
四十三番 明石寺
源光山 との山号
瓦が独特です。 茶色。 彫刻は華麗で。
それもそのはずか? 源頼朝が 命の恩人 平清盛継母 池禅尼の菩提を弔うため復興に尽くしたといいます。 天台寺門宗。 市街地から少し入りますが 周辺が平らであり、 ここが 標高200mというのは信じられないところです。 肱川の源流地域になるのです。
次は大洲へ。 次稿です。




















