子供達の手前なんとか和やかにお昼ご飯を食べ、動物園へ。

その日は寒く冬のコートを着て行ったのですが、子供は足が出る洋服にブーツという恰好でした。寒いし、長距移動の上動物園って広いからかなり歩きますよね。一応出かける前に「その恰好で大丈夫?」とは言いましたが、子供ももう自分で判断できる年齢。今日の恰好が寒いと感じたら次回こういう天候の日は暖かい洋服を着ればいいし、ブーツで足が痛くなれば歩くとわかってる時にはブーツを履くのは辞めよう。と自分で思えたらそれでいいのです。もちろん絶対足が痛くなるようなピンヒールとかだったら全力で止めますが、歩けなくなるくらいにはならないだろうと判断した上です。

ただ、問題なのは私の実母です。自分の価値観以外の物は「悪」と言わんばかりに自分がダメだと思ったものは何でもかんでも否定し責めてくるので、

 

「おばあちゃんの前では『寒い』とか、『足が痛い』は言わない方がいいよ。『それみたことか』って絶対言うから」

 

と忠告しておきました。

 

動物園では坂を上がったり下がったり、階段を上ったりとかなり歩き、ちょっと座りたい。という話になりました。すると

 

「そんな靴で来るからよ!だから疲れるのよ!」

 

と言い始めた実母。でも疲れて座りたいと言い始めたのは下の子。ブーツを履いていた上の子ではありません。

 

「疲れたのは下の子。疲れたから歩けないんだって。別に上の子が言ったわけじゃない」

 

上の子はこっそり足が疲れたとは言っていましたが、実母の前ではそれを態度に出しませんでした。エライ。

 

「そんなに足出して寒いでしょ!」

 

と、やっぱり言われました。上の子寒いなんて一言も言ってないんですけどね。それに歩いたら私だって暑くなったわ。

 

下の子がお腹空いた。甘いもの食べたいと言い始めたので、食べられる所まで歩こうという話になったのですが、

 

「おばあちゃんお菓子お土産に持ってきたよ。」

 

とお菓子を出してくれたのです。ただ、下の子が嫌いなレーズンが入っており、それは食べられないと言うと、

 

「なによ!せっかく持ってきたのに!」

 

・・・わかりますよ。子供の事を考えて買ってきてくれたんでしょうね。でもそれが子供が食べられない物だとしたら何が好きかを聞かなかった事、何が食べられなかったのかを聞かなかった事などまず思いませんかね・・・。買ってきてくれた善意はありがたいですが、相手が喜ばない物だったらただの押し付けとは思わないのだろうか。

もちろん善意で買ってきてくれたことはわかります。せっかく買ってきたのに食べれないなんて!と腹立つ気持ちもわかりますがその気持ちを口に出しますかね・・・。

いつもこうなんです。

 

【あなたの為にせっかくやってあげたに】

 

と言ってこちら側に罪悪感を持たせる。

 

疲れます。でも子供が食べられないと言っている以上食べられる物を探すしかないんです。上の子も私もレーズン好きなのでそれはありがたく頂きました。

 

そんなこんなで歩くのも相手するのも疲れてきたので会って3時間程で解散しました。本当疲れる。