○スタメン
前節との違いは伊藤に変わってヴィゼウがスタメン復帰したことと、高木がメンバー外になり武田が左のウイングバックの先発に入りました
○スコア
ヴァンフォーレ1(0-2)2横浜FC
前半20分 小川
前半42分 齋藤
後半22分 失点
○総評
前半と後半で両チームの良さがそれぞれ出た試合でした。前半に2点を先制した横浜FCがヴァンフォーレの追撃を許さず2-1で終えています。3-2-4-1のミラーゲームで始まったこの試合は、前半からヴァンフォーレのプレッシャーがうまく成功しているように見えた場面もありましたが、それは横浜FCの手塚が最終ラインでビルドアップしていない時にのみ有効な手段ではありました。しかし、横浜FCが最終ラインを4人でビルドアップをした途端、ヴァンフォーレは全くプレッシャーをかけられず守備に多くの時間を割かれてしまいました。また、横浜FCは手塚を中心とした組み立てから試合のペースを握り、前半のうちに2点を取ることが出来ました。対するヴァンフォーレは後半から10番のリマを入れることでゴールを取りに行くという明確なメッセージがチームに浸透します。シンプルに前線へロングボールを出したり、ボランチが両サイドへ展開する場面を増やすことでチャンスを増やしましたが、1点及ばずタイムアップを迎えました
○相手の攻撃を遮断する横浜FCの守備
四方田サッカーの理想のディフェンスシーンではないなと思われるシーンがありました。それは、齋藤選手の先制ゴールの場面です。この場面では2つのヴィゼウ選手の連続した守備が見られました
①相手のパスコースを予測して奪ったボールをカウンターからそのままシュート
②シュートを打った後にその奪われたボールに対して、ファーストディフェンダーとしてプレッシャーをかけた
この2つのプレーが連続して起こったことが、齋藤選手のゴールに繋がっています。これらの場面に共通しているのは、常にプレッシャーをかけられるポジションを取っていることと、ヴィゼウ選手がプレッシャーをかけると他の選手も同様にスピードを上げてボールに寄せていくことです。開幕当初からこういった新たな守備の形を見せてくれましたが、ゴールへと直結した理想的なプレーだったのではないでしょうか。
このような連続した守備はこの試合を通して多く見られていた場面です。相手ボールになった瞬間に『誰がファーストディフェンダー』としてプレッシャーをかけるのか、『誰がその次に出てくるパスコース』を予測してプレッシャーをかける準備をするのかということが、試合を重ねることにピッチの中で体現出来ているシーンが増えています。
ただ、逆に『ファーストディフェンダーに誰が行くのか』ということがハッキリしないと後半のような戦い方になってしまい、相手に押し込まれる場面が増えてくることも事実です。理想としてはマイボールでも相手ボールでも、自分たちが試合をコントロールしている時間帯を圧倒的に増やすことです。コントロール出来ているということは、主導権は自分たちにあり余裕を持った試合運びができるということに繋がります
○後半に攻め込まれていた理由とは
横浜FCはテンポ良く前半に2点を取ることが出来ました。しかし、後半は防戦一方でいいところが全くありませんでした。前半と後半で何が違ってこのような展開になったのでしょう。それは、『相手のセンターバックとボランチにプレッシャーをかけきれなかった事』と『リマ選手と競ったあとのセカンドボールを拾えなかった事』が要因に思われます。前半はボールを保持する場面が長く、素早いプレッシャーからボール奪取をする機会が多く見られました。しかし、後半はヴァンフォーレがシンプルにボールを前線に送り込んでくるため、プレッシャーをかける位置とボールの奪いどころがチームとして共有できていませんでした。相手のセンターバックはボールを持つとリマ選手を目掛けてロングボールを蹴ります。リマ選手には岩武選手が対応して自由にボールキープをさせていませんでした。しかし、リマ選手と岩武選手が競り合った後のセカンドボール(こぼれ玉)をほとんどヴァンフォーレの選手が奪っていました。ボールを奪われるということは、ヴァンフォーレの選手たちが次から次へと攻撃にかかる人数が増えるということです。これにより横浜FCの最終ラインはズルズルと後ろに下がってしまい、ヴァンフォーレの勢いに押されてしまいます。また、ヴァンフォーレのボランチの選手がボールを持つと揺さぶるように左右に展開し、守備に追われる時間が増えてしまいました。結果、ほとんどの時間を自分たちの陣地で戦うことになりピンチの回数が必然的に増えたのです。1失点に抑えることが出来ましたが、2失点や3失点してもおかしくないくらい後半のヴァンフォーレには勢いがあったことも事実です
次は中3日でホームでモンテディオ戦です
勝っているメンバーでスタメンを組むのか、ターンオーバーを活用してメンバーを変えてくるのかは分かりません
しかし、誰が出ても勝ち点3を全力で掴みに行きたいと思います(^^)


