この道のずっと先で 今 こぼれ落ちそうな涙がある
ほがらかな縦笛の音色が その向こうから聞こえる
そのまた向こうからは商店街の賑わいが
そのまた向こうにはカラフルな水着を着た男女が
そのまた向こうには陣痛に耐える母親が
そのまた向こうでは少年らが草野球の練習に励み
そのまた向こうでは過疎に憂う村がある
そのまた向こうには今 消えかけている命があり
そのまた向こうには 携帯電話と向きあう女がいて
この詩には終わりがないことにようやく気付いたようだ
その向こうにはあなたがいて
