夢を見ていた
砂糖菓子の少女
片手には赤いサンダル
裸足で歩くのが大好き
ポケットにはいつも小さな本
お気に入りのお話をそっと胸の中でふくらませて
でも小さな声でしか話せない
みんなが彼女を責めるから
こぼさないで食べられないことを
速く走れないことを
上手に笑えないことを
(いつか びっくりさせてやるんだから。)
夢を見ていた
砂糖菓子の少女
いつのまにか大人になって
それでもやっぱりふわふわしてる
小さな本はもう山のよう
お気に入りのお話は今も変わらない
小さな声でしか話せないことも
速く走れないことも
上手に笑えないことも
(でもきっと 星は降るわ。裸になった私の上に。)
