佐賀市で消防団の格納庫から発電機1台を盗み、リサイクルショップで売ったとして、地元の20代の消防団員とその妻が逮捕されました。
消防団の発電機は佐賀市などで大量になくなっていることが分かっていて、警察が関連を捜査しています。
逮捕されたのは、佐賀市富士町の無職で、市の消防団に所属する
杉山鉄陛
容疑者(26)と、妻でパート従業員の
杉山莉生奈
容疑者(24)です。
警察によりますと、夫は去年12月から今月10日までの間、佐賀市富士町にある消防団の格納庫に侵入し、時価2万円相当の発電機1台を盗んだとして窃盗などの疑いが持たれています。
また、妻はその発電機を今月10日、市内のリサイクルショップで売ったとして、盗品等処分あっせんの疑いが持たれています。
警察の調べに対し、夫婦は「間違いない」といずれも容疑を認めているということです。
佐賀市では今月、消防団の発電機28台がなくなっていることが分かり、警察が盗難事件として捜査していました。
消防団の発電機は隣接する小城市でも大量になくなっていることが分かっていて、警察が関連を捜査しています。
団員が逮捕されたことについて、佐賀市消防団の吉村勝則団長は「市民の皆様の信頼を大きく損なうことになり、誠に申し訳ございません。再発防止の徹底と規範意識の向上に努めます」とコメントしています