2022年5月、交通トラブルから高齢の男性を殴ったり踏みつけたりして死亡させたとされる男の裁判員裁判が8日、山口地裁で始まりました。男は起訴内容を認めました。 傷害致死の罪に問われているのは、萩市椿東の
藤津大樹
(ふじつだいじゅ・37歳)
被告(38)です。 起訴状によりますと藤津被告は2022年5月、萩市の路上で男性(当時73歳)の胸ぐらをつかんで転倒させ、胸や腹を殴ったり踏みつけたりして大けがを負わせ、およそ1か月後に死亡させたとされます。 山口地裁で開かれた初公判で、藤津被告は起訴内容を認めました。冒頭陳述で検察側は、藤津被告が車を運転していて、ウインカーを出さずに右折したところ、見張っていた男性にクラクションを鳴らされ口論になったとしました。藤津被告は男性から、胸を数回押されたことに腹を立て、犯行に及んだといきさつを明らかにしました。一方弁護側は、執行猶予の付いた判決を求めました。