Bonjour !

 

さいたま市浦和区のフランス語教室、フレンチパレットの中村です。

 

ここ数日話題になっている 、France TVの

「Sumo - Jeux Olympiques d'été Tokyo 2021 - France TV -」

を観てみました。

 

 

 

まるまると(?)堂々とした力士が、

サーフィン

スケボー

クライミング

バスケットボール

陸上競技

 

などなどを、時に軽やかに、時に力強くこなし、颯爽と走り去っていく、スピード感と躍動感あふれる動画です。

 

 

 

 

 

 

ゴムまりのように弾みながら動きまくる様子が、なんとなく、渡辺なおみさんのように見えてきて、彼女の人気ってこういうギャップと勢いなのかあな、とふと思ったり。

 

全体的には

 

-さすがフランス、センスいいわね💛

 

-西洋のフランス人が描いた絵だからこそ許されるエキゾティズム。

この、あからさまなジャポニズムを、もし日本人が創ったものだとしたら炎上したのでは?🔥

(なぜ力士?相撲は女人禁制とか男尊女卑の文化だし、そもそも男性一人を代表にするってどうなんですか!?的な)

 

-2024年のオリンピックはパリ(次は我が身)だから、東京を後押ししないといけないんだろうな💦

 

等々の感想を持ちました。

 

一点だけ違和感があったのは

 

棒高跳びのバーを鳥居にして飛び越えるシーン。(竹のしなりの凄いこと!)

 

 

私は神道でもないし信仰についてうるさいわけでもないけれど、明らかに宗教的なシンボルを跨いだり飛び越えたりするのは、ちょっと違和感がありました。ちょっとだけね。

 

これが例えば十字架だったら?熱心なクリスチャンでなくても、なにかザラっとしたものをかんじるのではなかろうか?

 

神社の鳥居は神社(神域)とこの世(俗域)を隔てる境界であり、祈る対象ではないものの、神社の神聖さを象徴する建造物です。

 

これも、もし日本人が作ったものだとしたら、炎上していたのでは?と思ったりします。

まあ、仕方がない、外国の方だからね、という譲れる余白があるからかもしれません。

 

ただ、製作者側が鳥居に敬意を欠いた表現を意図的にしているわけではありません。

 

広重の波でサーフィン、スイカをバスケットボールに見立てる、など、あくまですべてが「例え」として描かれているので、ここはあちこちを突き回るような見方をせずに、

(オリンピック開催の是非は別として)作品として楽しんで見れればよいだろうな、と思っています。

 

取り留めのない話ですが、今日はここまで。

 

以上・フレンチパレットの中村でした。