こんにちは。
さいたま市浦和区のフランス語教室、フレンチパレットの中村です。
【ブックカバーチャレンジ その①】
友人からバトンをいただき、チャレンジします。
せっかくなので、こちらにも掲載してみたいと思います(^^)
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7日間ブックカバーチャレンジとは、読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿するというもの。本についての説明なしに表紙だけの画像をアップして、そして毎日1人のInstagram、Facebookフレンドを招待する試みです。
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で、勝手に制約を設けてみます。題して
「女性作家スペシャル」!
(自らルールを作り自ら難易度をあげる一人遊び中級者)
フランスにまつわる本スペシャルと迷いましたが…
女性作家が書く女性って、男性作家にはないリアルさ、説得力、存在感、奥行きがあるように感じ、読んてこれいい!と、愛読書レパートリーに加わることが非常に多いです。
記念すべき1冊目は
「風と共に去りぬ」
マーガレット・ミッチェル作
大久保康雄、竹内道之助 訳
初めて読んだのは14歳の夏休み。
中学生にはもの凄〜く長い小説でしたが、なんでかグイグイ読めてしまった名作、兼、怪作。
自分らしく生き抜く主人公
聞こえは綺麗です
が、
自分らしく「しか」生きられない、でもあります。
荒削りの自我と強烈な自己愛から抜け出せないまま、しかし、現実に果敢に立ち向かい強くひたむきに生きる主人公から、自分らしく「しか」生きられない人間故の孤独や苦しみが、痛いほど伝わってきます。
優しさ、知性、他者への洞察力、いってみれば「成熟」というものがなければ、自分らしさもエゴであり野蛮な欲求のまま。
結果、大切な人も幸福も逃げていく。
それでもやはり、人生には守るべき大切なものがあり、そのために戦う、だから人生は美しい
そんな葛藤や矛盾を孕んだ怒涛の物語です。
初読以来、初夏の兆しを感じ、ジョージア州のように太陽がジリジリ照りつける季節の予感がする時期になると、必ず毎年読んで心の衣替えをするのがルーティン、長年の愛読書です。
以上、フレンチパレットの中村でした。