腫瘤切除と避妊手術後の様子

 

我が家に到着時点で、後脚の術創は赤くなっていました。

翌日あたりから少し出血が見られ、保護団体に画像付きで報告したところ「パックリ開いているわけではないので、様子見で大丈夫だと思いますが、心配なら動物病院へ行ってください」といわれました。

 

でも、傷口はどんどん赤みを増してきて、さらによく見ると・・・開いてる!

抗生物質も消毒も出されていませんでした。

翌日、近所でも評判の良い動物病院を探し、診察していただきました。

「もう開いちゃってるけど、生検の検査結果で処置も変わってくるので、できるだけ早く知りたいですね。とりあえず一般的な抗生物質を飲ませてください。毎日の消毒とこの症状に合っている抗生剤を知るための検査をしますので、また明日来院してください。」

と言われ、週1〜2回の少々長い通院生活が始まりました。

 

 

 腫瘤は肥満細胞種だった

 

それから2週間後の日曜日、買い物中に保護団体から「腫瘤の生検結果が出ました、残念ながら悪性でした。」というLINEが入りました。さらに、来週中には書類を送るので、動物病院で相談してください。ともいわれました。

一瞬辺りがモノクロでスローになったような気がしましたが、しっかりしなきゃと思い、「明日動物病院へ行くのでFAXしてください」とお伝えすると、すぐに診断書の画像が送られてきました。

 

そこには「診断 肥満細胞種グレードⅡ」の文字がありました。

そして飼い主様へコメントという欄には、

切除縁には病変の露出はみられず、脈管侵襲像も確認されておりません。

との一節がありました。

 

帰宅後ネットで調べてみたところ、グレードはⅠ〜Ⅲまであって、

肥満細胞種のグレードⅡは、中間程度の悪性腫瘍で取り切ってしまえば他の臓器への転移は大きく心配することはないそう。

上記の”切除縁に病変の露出がない”というのは、取り切れていると考えてもいいのかな、と思いました。ただし、場合によってはリンパ節や肝臓、皮膚などへ転移する可能性もあり、注視していく必要があるようです。

 

ふきの後脚の術創は見た目とても大きくて、7cmほどはありました。患部周囲の正常組織への浸潤を防ぐため、やはり大きく切除されていたようです。

 

 

さんざん仔犬を産んで、その度取り上げられて。。。

お腹だって何回切ったのかわからない。

その上悪性腫瘍があって、取り切れたのかもしれないけれど、手術後の傷口の回復も良くなくて、もしかしたら再手術になってしまうかもしれない。

ふきはフレンチブルドッグにしては小柄です。体重も8kgと言われていましたが、7kgしかありませんでした。

この小さな体で6歳まで。。。今でも腹立たしくて鼻の奥がつんとしてきます。

でも、ふきは明るくてご飯もいっぱい食べて、抱っこが大好き。

変わらずそのままのふきです。タフな女の子です。

 

 

 かかりつけ動物病院での治療

 

結局、動物病院では傷口の再手術は行いませんでした。再手術をしても皮膚が少ないので引っ張られ、また離開してしまうだろうとの見解で、差し当たり糸を切って、皮膚の再生を待つことになりました。抗生物質は最初にいただいたものが、傷口にある細菌に適応していたのでそのまま継続、お腹が緩くなってしまったので胃腸薬、傷口の消毒を1日1回、以上をしばらく続けました。

 

傷口はかなりひどい状態です。1枚目は赤みを見ていただきたいのでそのまま、2枚目以降はモノクロにして画像を載せますが、苦手な方はご覧にならないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

我が家に来た当日。ピンボケですみません。

2〜3日後くらい。出血と少し濁ったような液体が出ていました。

上の方が完全に離開してます。

痛々しくてごめんなさい。糸を切った後です。

縦3.5cm横3cm弱の穴が開いたような状態でした。