通訳のお仕事
Mesdames, messieurs, bonjour !フランス語コンサルタントのShingoです!最近はありがたいことにフランス語=Shingoと覚えてくれている方もだんだん増えてきていて、フランス語関係と言ったらこいつだ!とご連絡を頂けるようになってきました。嬉しい限りです^ ^日本にはフランスにまつわる食べ物や化粧品などの名称がたくさんありますので、そういうものを見るたびにあ、Shingo!ここにもShingo!と一日中僕のことを思い出してもらえたらハッピーです笑そんなこんなで先日は岐阜県のいちご農園さんに通訳として行ってきました。(イチゴ=Shingoになったらもっと嬉しい!)当日のお仕事は通訳といちごを食べること!!笑非常に糖度の高いいちごを試食させてもらいました!もちろん、しっかりお仕事もしてきたのですが、通訳はレッスンや翻訳にはない難しさがあります。何と言っても、1番の難しさはその場限りの一発勝負だということ。翻訳の場合は知らない単語があれば辞書で意味を調べることができますし、訳してみてしっくりこなければ文章全体を書き換えることもできます。レッスンは1つの文法事項を説明するために5個も10個も例を挙げて理解度を上げることができます。つまり、不足している知識を補ったり、一言で言い表せない物事を説明するための時間を取れるということです。しかし、通訳の場合は辞書をゆっくり引いている時間はありませんし、ましてや話者が話していない説明を5個も10個も入れることもできません。一度発言してしまったことを最初から訂正して言い直すということもなかなかできないのです。なので、通訳を行う前にぜーったい欠かせないのが「準備」です!仕事は準備8割とか9割とか言われると思いますが、通訳の場合は準備で9割9分9厘結果が決まると思っています。通訳者さんによって準備の仕方はいろいろだと思うのですが、どんな準備をするかちょっとだけご紹介したいなと思います。①単語を調べる通訳する分野がわかったら、まずはその分野に関する単語を集めます。集め方は色々あるのですが、フランス語の場合、集めやすいのはネットで「分野名+用語集」と打ち込んで調べてみることです。もちろん、使用する言語で打ち込むので、フランス語で農業分野に関する単語を調べる場合は「agriculture, glossaire」などと打ち込みます。そうすると農業分野に関するフランス語の単語が一覧になったものが出てきます。これをエクセルなどでリスト化して、知らない単語があれば訳を調べて記載します。こんな感じです。こうやって地道に覚えていく作業を繰り返します。②ホームページを見る製品に関する通訳であればその製品や会社情報が載っているホームページを見ます。見るときも、隅から隅まで徹底的に!動画などがあればそれも欠かさずチェックします。そして、①と同じように知らない単語を調べてリスト化しておきます。また、専門分野の知識であれば、日本語でも何を意味しているのかわからないこともありますので、日本語でもチェックしておきます。先日は「灌漑」がキーワードだったのですが、日本語でも灌漑について説明して欲しいと突然言われると困ってしまいます。ウィキペディア様にはお世話になっています!③イメージトレーニングをするお客様から事前にどういう話し合いになるのか情報が得られていれば、その場面を想定してイメージトレーニングしておきます。例えば商談の場だったら「○○を条件にもっと値引きしてくれないか」という話になるだろうな、とか、「○○社は××の提案をしてきていているんだが。。。」と攻めてくるかな、とか。その場面を想像してみて使いそうなフレーズや言い回しをあらかじめ頭の中で言ってみます。これがあるのとないのでは当日の緊張具合がだいぶ違います。ボクサーがイメージの対戦車相手にシャドーボクシングをするのと同じですね。そこで右ストレートを打ってきたときはこう避ける!と決めておくのと同じで、こう言ってきたらこう訳す!と決めておくとスッと負担なく訳語が出てきます。通訳を依頼すると、通訳者のレベルによっては1日で8万〜10万なんて大金を支払うこともザラなのですが、事前に色々と準備しているので本人の時間単価は決して高くはないかなと思います。そう考えると割に合わないという人もいますが、私は通訳ドンと来い!です!なぜなら、①面白い人に会える、②知識の幅が広がる、そして何と言っても③いちごが食べれるから!!笑ではなく、③とっても勉強になるからです!通訳やると毎回ものすごく勉強になるので、やる前は緊張で汗だくですが、終わった後は引き受けてよかったなと毎回思います。フランス語通訳のお仕事あったらいつでもお声掛けください~~!お問い合わせはホームページから!ではでは今日はこの辺で!À bientôt !