摂食障害を長年かかえており
食べられない日々。
しかし誰かのためにご飯を作りつつ
味見ならできるかな……
それで食べられるようになったりしないかな
と少しの期待をこめて
飲食業の求人を探しました。
27歳でした。
周りはほとんどが会社員で、
なかなかの役柄を貰えてる年齢です。
もはや後輩に教育している年齢。
私はこれでいいのか……?と思いつつ
本業のデザイン業界を一旦無視して、
飲食業界にとびこんでみました。
栄養失調で歩けないので
何キロも先の
オシャレなイタリアンなどは無理でした。
家の近所にあった
高齢者施設のキッチンの募集を
選び、震えながらプロフィールを打ちました。
(栄養失調すぎて指先も震えてた)
面接をして、なんと受かりました
面接では、
私は人と喋れません……、
だからホールは無理です。
キッチンは出来ると思います……
あと料理が好きです。
と言いました。笑
食器洗いでもしてる間に
何か一つでも作らせて貰えたらいいな……
と、貧血になりながら
50人分の食器を洗う日々でした。🫧𓂃𓈒𓏸
立ってるのも辛かったです。
家に帰って玄関前の廊下で寝る日がありました。
ベッドまでたどりつかないのです。
仕事の疲労ではなく栄養失調、
自業自得です。
1回の食事でざっと300皿なので
1日2回、600皿くらいを
ずっと洗ってました。
自分が自閉症だからでしょうか、
延々とつづく繰り返しの作業に
苦痛は感じませんでした。
いかに食器をキレイにするか
潔癖さを
発揮してたかもしれません
そこで料理長が、
この人ずっと皿洗ってるな
と思ってるかのような雰囲気で
いつも見つめられる時間がありました。笑
そしてついに、
ちょっと手伝ってよ
と声をかけてくれました
待ってましたーーと思いました。笑
つづく