幼稚園に通っていた頃、

帰宅したら

キッチンで母に

こう言われました。




あなたは良いわよね、

父親と血が繋がってて。


私は一生他人だから

私だけ仲間ハズレ。



親子喧嘩してた流れとか

話の流れではなく、

帰宅したらイキナリ言葉がふってきました。




当時4歳で、

なんて返したら良いか

全く分かりませんでした。




私は母親と血が繋がっていて

連れ子ではありません。



お前ジャマなんだよ、

ひいきされててウザったい

お前いなければいいのに。


に、当時、聞こえました。



でも私は…お父さんが怖い……

あの人、あたしのことを

いじめてくるんだ…

お母さんの目からは

どう見えてるの?

お母さん助けて……

お願い離婚して…

私はお母さんと居たい……



当時の私は

頭が追いついていなくて

言葉も出てこなかったけど、

今振り返ると、

こう言いたかったんだと思います。



そして母からの言葉は

ことあるごとに発せられ、

私が高校生になっても続きます。





熱い正論を喋り続けて

子どもの私に喋らせない父親。


冷たい一言を子どもに投げて

目を合わせてくれない

無表情の母親。






お願い助けて………



当時こう叫べたなら、

誰かひとりでも気づいてくれてたら

暴力の渦から逃げられたのかもしれません。



この写真が私の最後の笑顔の写真です。

この年齢以後、笑顔の家族写真は

1枚もありません。



近所の川沿いに遊びに行ったとき歩く




離婚せず毎日のように大喧嘩していた、

私のお父さん、お母さんへ。



このときの

私の笑顔を、

返してくれませんか。














今から

ごめんねの一言だけでも、

いただけませんか、



それだけで、

充分なので。。。