冥王星が2023年3月23日に水瓶座入りしました。
5月には、逆行を開始し、6月11日に再び、山羊座に戻ります。
その後
10月に順行となり、2024年1月21日に再び、水瓶座にはいり。。。
その後、再び、4月に逆行し
2024年9月2日にまた、山羊座に入り
最終的に2024年11月20日、水瓶座に入る事で、水瓶座冥王星時代が本稼働します。
しばらくは、山羊座 と水瓶座を 行き来するので、
今までの山羊座的な社会や経済活動の基盤やシステムが、変わって行く事が、そう簡単には、行かないので、
やってみたけど、上手く行かない。。。システムエラーが生じるなど。。。
失敗と改良を重ねながら、定着させていく事になります。
冥王星は 土星の外側にあり、肉眼で見えない天体(トランスサタニアン)で、現在は惑星から外され、準惑星扱いになっていますが、
占星術的には、今まで同様の扱いで、天王星・海王星・冥王星を指すトランスサタニアンの一つで
動きも遅く、約248年かけて、12星座を一周し
一つの星座に約12年から32年滞在します
時代を司る天体で、その時代の流行や背景、同世代間の集合的価値観に、大きく関わっています。
冥王星を探求していくと、
一般的には、「破壊と再生」の天体で
避ける事の出来ない、変化を社会や個人にもたらすと言われています。
山羊座の冥王星は、
社会の枠組みや社会的権威、経済の仕組みを壊し、水瓶座の、新しい価値観へ再構成していく事を促します。
水瓶座の冥王星は、
技術改革を起こし、個人の尊重、平等、中立的な考え方で、システムを変えていきます。
他にも様々な読み方や、
とらえ方があり。。。
個人的に、実感するのが難しく、自分の意志で、どうにかできる、天体ではありません。
カルマ的に読む場合もあるし、
脈々と続く、血縁関係(ご先祖さま)
社会貢献したいと思う、無意識のボランティアスピリット
など。。。
思考や意識を超えた魂の領域として読む場合もあります。
冥王星を、進化のプロセスとして読むと
個人の出生のホロスコープ(ネイタル)では、魂の欲求をあらわし、
現在のホロスコープ(トランジット)では、潜在能力や才能に気がつかせ、進化させる働きをし、古いやり方や今までの考え方、進化を阻んでいる、自身のパターンを壊す役割をします。
人間というは、創って、育み、壊す事をします。
インドの3大神は、
- 創造の神ブラフマー
- 維持の神ヴィシュヌ
- 破壊の神シヴァ
進化のプロセスは、古い必要のない事を壊す事で、今までにない新しい流れがやってきます。
破壊の神であるシバ神が、崇められているように、「壊す」事は、とても重要な事なのです。
冥王星は、地殻変動のような、強烈な刷新力があり、歴史の中で、その力をふるって行きます。
だからと言って、冥王星が怖いネガティブな天体という訳ではなく、
人々の集合無意識が、仕組みを変える為に、既存のものを破壊したいと言う、想いが強くなり、集団化し行動へと駆り立てられるのです。
戦争や侵略、政治・経済も人が行っており、人である限り、自我があります。
不足し、満たされていない想いや、もっと欲しいと思う意識、また、競争意識、権力を得たいと言う、エゴから争いが生じます。。。
他者や他国から、何か奪う事するのは、自分や自国には、生み出す力が無いという事ですから、
このままの状態では、現状維持が難しく、やっていけない状況にあるので。。。
持っている人から奪う事をします。
精神が成熟していれば、
他者や他国から、奪うのではなく、今までのやり方を変えたり、お互いで、相談しながら助け合い、協力体制を整えていくのですが。。。
精神的に未熟だと、お互いのエゴが、前面にでてきて、協力体制をとる事が、難しくなり、ぶつかり合いが生じてしまうのです。
現在は、風の時代にはいり
地の時代の、高圧的で独裁的リーダーシップは古いやり方で、終わりを告げていく方向に向かっていますが
こういう人は、消える事はないので、国際社会からは、異質な目で見られ、孤立した状態に追いやられると思います。
小集団の中で、秘められ隠されていた事は、その中で通用していた常識とされていて、あたりまえだったとしても。。。
公けの場でさらされ、成熟した集団からみたら、とんでもない非常識なわけで、異常なのです。
風の時代&冥王星水瓶座に突入し、帝国的栄華を誇っていた団体の真実が明るみになり崩壊するニュースが多いとおもいませんか??
さて、本格稼働は、少し先になりますが、
今、幕を開けた、新しい冥王星水瓶座時代はどんな時代になるのでしょうか?
魂が、進化・成長する為に、肉体をもち、この3次元の世界に誕生したと考えると。。。
人間は分かっていても、同じ過ちを繰り返す生き物なので、
人生の中で、同じ問題にぶつかります。
その問題を乗り越えるまで、何度も、同じ試練が続き、卒業試験のように、人生から試される事になります。
という訳で。。。
歴史は、運命の輪のごとく、繰り返し、同じような出来事をまき起こしていきます。
ですから、過去に何があったか?を見直す事で、未来に何が起きるのか?を、読む事がきるのです。
では、未来を読む前に、
過去にタイムスリップし。。。
今から248年前の水瓶座冥王星時代1778年~1798年に、何が起きていたのか?見ていきましょう。
・1778年 アメリカ独立戦争
・1795年~1789年 フランス革命
同じころ、
イギリスでは、奴隷制度の廃止と農業から工業へ。馬から自動車や鉄道へ。近代化を目指した、産業革命が起きています。
フランス革命では、市民が主導となり、山羊座冥王星時代の権威的な絶対王政が崩壊しています。
日本では、江戸三大改革、最後の「寛政の改革」が1787年に起きています。
江戸時代後期。 幕藩体制が崩れ動揺しているという事態に対応して,
質素・倹約を基本にして,財政再建・農村維持・商業資本掌握を共通のスロ-ガンとして取り組まれたもので、 幕府が流通を直接統制した改革でした。
無駄な支出を減らし、財政を安定させるための政策ですが、
松平定信には倹約令によって、乱れた風紀を取り締まりたいという思惑がありましたが、民衆にとっては、厳しい内容で、失敗に終わっています。
「寛政の改革」が失敗に終わった背景には、飢饉と重なった上に、ルールを押しつけられ、怒り心頭、様々な所で民衆の反発がおきたという事があります。
改革の中には「棄捐令(きえんれい)」がありました。
江戸幕府が、旗本・御家人(武士)の財政救済のため、今ある、借金を消滅させると言った法令です。
借り手側が、大喜びする一方で、貸し主側は、二度と武士に、お金を貸そうとは思わなくなるのが普通の心理です。
幕府が、武士の給料を上げるなどの、対応をしたら良かったのですが、財政難の為、無理。
武士は、江戸住まいのため、物価が地方より高く、借り入れもできない状況の中、金利の高いところから、また借金をする暮らしとなりました。
また
寛政の改革は、幕府で出来ない事を民間にお願いしよう!という流れが起きていました、
かつて、小泉総理が「ぶち壊す!!」と、掲げ、取り組んだ「構造改革」郵政民営化などの方向性と似ています。
小泉政権の時、水瓶座には、海王星が入っていました。。。
この時から言論の自由を脅かす勢力が勢いづいたとの意見もあります。
冥王星・水瓶座時代への、序章は、すでに、この時から始まっていたのです。
江戸時代は鎖国で、他国との交易が限られていましたが、
現代の日本は、グローバル化し、政治経済は外交問題が、大きく影響してきます。
自給率が低く、輸入に頼っているので、多国間の問題に巻き込まれていく状況の中にあります。
言葉の自由も抑圧され、マスコミ操作で何が真実なのか?国を信頼できるのか?不安を抱え生活している人も多く
ストレスや抑圧が蓄積すると、精神が不安定になり他人を攻撃するため、学校や職場環境が厳しいものと感じている人も少なくありません。
2022年において、日本の自殺率は196ケ国において、8位。先進国においては1位で、ここ数年は経済的な理由で死を選ぶ人が増え、誹謗中傷で自ら命を絶つ人も増えているそうです。
若い人の自殺が多く、未来に希望を見出せない国にしてしまったという事です。
心を無視してきた水瓶座冥王星時代の日本は、マイナスからのスタートです。
コロナ禍を経験し、戦争、経済の低迷、国も衰退し、負の遺産を清算する時を迎えています。
本来であれば、水瓶座の持つ、ジャパン・クオリティ・オリジナルに力を入れ、自国の生産性を高める時です。
個人においては、自分軸を持ち、私らしさを強く推し進め、無いなら無いなりに、縮小し、知恵とアイディアを使って、工夫しながら生きていく道を模索していく事が重要な時になります。
気をつけたいのが、冥王星が、逆行し水瓶座から山羊座へ戻る、直後の
2023年5月2日あたりから、山羊座0度に入る6月。
以前、冥王星が逆行して、山羊座から射手座入りした2008年9月には、リーマンショックが起き、日本でも株価は大暴落し、この少し前には、福田首相が辞任しています。
射手座は、海外やグローバルを意味し、世界中を巻き込んだ経済破綻が起きたのです。
山羊座冥王星時代は、経済の見直しがテーマです。
天体が、次の星座へ入室する前後が、一番パワーが強く働きますから、
2023年5月から6月近辺は、政治、経済について、何らかの変化が起きると思います。
政権交代や法律改正。
大企業のCEO交代劇や倒産に伴い、失業者が増えるのではないか?と予測しています。
私達の日々の暮らしが経済的に上向きになる事は難しいので、
このような流れからも、
2023年の上半期は、世界中で様々なシステムや経済が崩れていきます。
一人一人が、多くを求めたり、人と比べない、無理をしないで、自分自身の心を穏やかに過ごせる生き方を選択してください。
更に248年前の過去にタイムスリップして
1532年から1553年、冥王星が水瓶座を通過した期間(冥王星水瓶座時代)を見ていきましょう。
1533年は、スペイン人により、インカ帝国が滅ぼされています。
この頃、イギリスでは、絶対王政を確立した、ヘンリー8世が、ローマ教会と対立し、宗教改革をおこない。
カトリックであるキャサリン王妃と離婚し、愛人アンブーリンが王妃となりました。
日本では、1543年ポルトガル人が種子島に漂着し、南蛮貿易がスタートします。
占星術を学んでいる人にとって、興味深い出来事は。。。
1533年 コペルニクスが、天文学史上初、地動説を唱えた事でしょう!!
彼は、地球は自転しながら他の天体同様、太陽の周りを公転していると言う、地動説を、教皇クレメンス7世に伝えたのです。
地動説というと、ガリレオが有名です。
コペルニクスは 地動説に光を当て体系化し、
ガリレオは、その地動説を、実際に観測して実証しました。
ガリレオが地動説をめぐりドミニコ修道士と論争を巻き起こしたのが1615年。
宗教裁判で終身刑を言い渡されたのは1633年、
冥王星は牡牛座で、肩書が物を言う権威・権力、地の時代です。
コペルニクスは、風の時代に生き。
ガリレオは、地の時代に生きました。
それぞれの時代背景に生きた、彼らの人生を比較する事で、風の時代を生きる参考になるような気がします。
コペルニクスは、
司教座聖堂参事会員で、知事・長官・法学者・医師であり占星術師でした。
晩年、地動説についての説をまとめ、数人の友人に著書を送ったものの、大々的に公表するつもりがなく、
(冥王星、水瓶座時代らしい展開)友人たちから口コミで広がって行ったため、教会は、本人もばかげた事だと思っているのだろう。。。と、思われていたのかもしれません。特に問題にもなりませんでした。
その後、彼の説いた地動説の書籍は、慎重をかさね、死後1543年に発刊されています。
一方
ガリレオ
彼の地動説の解説書が発刊されたのは1632年2月22日、冥王星が牡牛座時代に入室した頃で、権威主義と変化を恐れる地の時代でした。
彼は、意志を貫き、真っ向から教会と戦ったので、2度も宗教裁判にかけられ有罪になりました。
それでも地球は回っている!!と、言ったガリレオ。。。
真実を語っていたのですから、それを受け入れられない、そんな事、認められないと考える人たちのパワーが強かったのです。
ガリレオの宗教裁判が誤りだったと、謝罪したのは、彼の死後350年後の事です。
同じ「地動説」を唱えたのに。。。
双方の性格にもよると思いますが
風の時代に唱えた、コペルニクスは、何事もなく天寿を全うし
地の時代に唱えた、ガリレオは異端扱いされ、減刑をされたものの、心労からか両目を失明し、フィレンツェに帰る事を許されないまま、自宅軟禁中に亡くなりました。
現在「地動説」と聞いたら、ガリレオを連想する人が多いのではないでしょうか?
これが、地の時代の悲劇と結果なのかもしれません。
過去の冥王星水瓶座時代の歴史を見てきましたが。。。
良くも悪くも、予想外の新しい動きが起きています。
2023年、様々な問題が世界中で未解決のまま進行中です。
ロシアのウクライナ侵攻・台湾有事・米中問題・エネルギー資源問題など。。。
過去の冥王星水瓶座時代、フランス革命が起きたフランスでは、現在、年金革命デモがエスカレートしています。
今後、日本の年金や税金などの問題も、変化していく事と思います。
水瓶座が象徴する、AI・デジタルが急速に発展するのは間違いありません。
電子マネーの普及率を見ていくと、国内全域で受け入れシステムが整い、完全に移行するのは、都会では約3年、田舎だと約10年くらいかかるそうですが、冥王星水瓶座時代の約20年の間に確立します。
他の天体の動きを見ても、水瓶座冥王星時代は、時代の変化と共に、私達の日常生活も大きく変わって行く事と思います。
いかなる時代であっても、
その時代に適応しながら、一人一人が、人とのつながりを大切にし、心の充足感を得る暮らしを目指し、
精神的に成熟していければ、物が豊富にあろうと、なかろうと、幸せを感じながら暮らしていけるような気がしています。
新しい時代の流れを、受け入れ、心豊かに過ごせますように!!
星に願いを込めて !!
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