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ヘリで移動している。
日本に残してきたメンバー達の不安そうな顔が脳裏に焼き付いている。

「…優子……」

何で裏切ったのか、裏切らせてしまったのか…まだ分からない。

「おい、たかみな…まだ引きずってるのか?」

篠田が話しかけてくれた。
相変わらず優しく接してくれる。
しかし、篠田も小さくないショックを受けているはずなのだ。

「…みなみ。1人で背負うな。一番年上なのは私なんだし」

ヘリの中はそこそこ広い。
もともと兵士の輸送ヘリだったため、少人数であれば自由に動ける。

「指原はな、前回の戦闘でお前と敦子を殺してしまった…って思い込んでたんだ」

あの瞬間が浮かぶ。
玲奈達を救出するために罠が仕掛けられた部屋に入り、慎重に作業していた。
そこで、指原の不注意で罠が作動し危うく死にかけたのだ。

「あの時は助かったよ…ホントに」

取り残された前田と高橋は押しつぶされた。
…と思われていた。
しかし、針の隙間にうまく入り込み難を逃れた。
高橋は針に左腕を貫かれたが治らない傷ではなかった。
その後、篠田達が高橋達の存在に気づき、どうにか助け出したのである。

「見ろよ、指原」

篠田に言われ視線を上げる。
ヘリの中心近くで指原が踊っていた。
…というより打っていた。

「あいつ、少しでも機敏になれるようにってやってるらしい」

笑いながら眺める篠田。
高橋もつい吹き出した。

「たかみなの笑顔、久しぶり」

篠田が嬉しそうに呟く。

「あ!たかみなさんが笑った!」

「ホントだ!もっとださっしー!」

「う、うおおおおお」

まわりで見物していたメンバー達が高橋が吹き出したのを見て指原をはやしたてた。
必死になる指原。

「ぷっ…くくくく…」

高橋がまた吹き出し、今度は少し笑った。
空気が和らぐ。
窓の外に陸地が見えた。

「…っごほん!みんな、いよいよだ」

どうにかキリッとした表情に戻し大声で言った。

チーム1

リーダー
高橋みなみ

篠田麻里子
指原莉乃
渡辺麻友
柏木由紀
小嶋陽菜
高城亜樹
北原里英
峯岸みなみ