先に観劇していた非ヅカファン同僚の感想は
バトラーは良かったスカーレットは魅力なしメラニーは無難でよしベルが良かった。
といったもの 配役Bパターンを観たのだそうです。
わたくしが“風と共に去りぬ”を宝塚で観たのは
たぶん 1978年花組公演(???多分麻月鞠緒バトラーと安奈淳スカーレット)
と 1984年雪組公演 (麻実れいバトラー、遥くららスカーレット)
ふっる~~
麻実れい氏のレット.バトラーは(あなた本当に女性ですか?)あまりにもバトラー過ぎて強烈であったため 宝塚版風共のどの挿入歌を聴いても 麻実れい氏のコブシきかせた演歌調、伴奏よりワンテンポ遅れの歌唱が今でもウオンウオン脳内に想起されます。
宙組公演。
とにかく最近倦み疲れておりましたので トップスター凰稀かなめさんの美しいお姿にくらくら圧倒されるだけでよいわ~くらいの 気合ほぼゼロで臨んだのですが・・・
演出はもはやオーソドックスで古臭い 音楽は わたくし世代泣かせの懐メロ特集。
最初ちょっと眠かったのですが 想定外にも(すみません) 美しいのにまたもや髭面ががっかりな凰稀かなめさんのレット.バトラー よかったのです。
凰稀かなめさんは 声が低くならず しゃべっても歌ってもどうしても“女性が男性を演じる宝塚~”でして 声が男でない誰よりも小顔のバトラーがバトラー流の見得を切るのを見守るには 弱冠の応援目線が必要だったりもするのですが この度 カッコいいのみならず 凰稀さんにバトラーが降りてきてました。
とくに 未曾有のアトランタからの脱出場面
ベルワットリングから 「スカーレットはともかくメラニーさんを助けてくれ」と頼まれ 信念で救出にむかう行動開始の様や 自分のことしか考えないスカーレットに この戦乱を良く見ておけ! と述べる様や 商売人でお金あるくせに 負け戦に参戦せずにおれぬとくびきを返し そのまま戦乱の渦中へ突入するさまは圧巻で かっこよいというよりリアル人間の燃える信念を見た感じがしました。
さらに 2幕 嫉妬に狂うレットバトラー 凰稀さんの苦悶する演技はぐっとくるものがあり 自己中スカーレットを愛し続けることに疲れ切ってしまった様子も痛々しく伝わってきまして わたくしが思うに 女性客がうっとりするレット.バトラーというより 男性客が共感するレットバトラーを観た! という感じ。
終始声が女性で ちょっとあれ?あれ?と思わざるを得ないものの 凰稀さんの演技がそれを上回っておられました。
多分克服されることはないであろう女性声への応援目線とバトラーをやってのけられた尊敬の念が混ざり実に妙な気分(←これが危ない)になりましたが 結果 観に行ってよかったです。
お次の凰稀さんの“オトコ”も楽しみ~と思っていたら 宙組次回作は 平成25年5月ベルバラ・・・オスカル=オンナに戻ってしまふのね~
残念なような楽しみなような・・・・
スカーレットを演じていた若手の男役 朝夏まなとさん 健康的なスカーレットでした。
アシュレ 悠未ひろ(ゆうみひろ)さん 歌唱安心して聴けました。
ベル.ワットリング 緒月遠麻(おづきとおま)さん 長身すぎましたが迫力のある芝居よかった 良き俳優さんです。
メラニー 実咲凛音(みさきりおん)さん きれいで品がありまさにメラニー女優 安心して見ておれました 適材適所。
スカーレットⅡ(スカーレットの本心を赤裸々に語るスカーレットの分身) 純矢ちとせさん この方でスカーレット.オハラ 見たかったです!!(茶とんびの悲願)。
マミー 汝鳥伶(なとりれい)さん 「この土地はオハラ家の土地だ!!!」 この方のこのセリフで涙する観客を何人も目撃しました。
ミード博士 寿つかささん(宙組組長) 品格ある紳士 お上手です。
映画では悲痛な最期を遂げた “スカーレットの父“が出ていなかったのがちょっぴり残念ですが 時間足りないよね。
思いを寄せる人が出演しない宝塚観劇 ライトでひきずらない程良い感動
これくらいが おばちゃんの心臓にはちょうどだわ~~~(茶とんびの心の叫び)
口髭が様になっておる しかもやや黒塗りの 美しすぎる凰稀かなめさん

練習風景(パンフレットより)

こんなに再演されていたのですね 知らなんだ~

懐かしい名曲の数々
(歳とると なんで懐かしくって泣いてしまうのだろう 平素殆ど過去振り返らないのに)

♪ 故郷は~ 故郷は~ 緑なり 緑なり ♪ (うた:悠未ひろ)