今いるCGアニメーション業界には
機密保持契約（NDA)というものがあって
開発に携わっているプロジェクトの内容は
いかなる場合も口外してはならないというルールがある。
勿論タイトルさえ発言はNGなので
プロジェクトコードと呼ばれる
英数字の別の呼称を使い
関連会社は開発のやり取りをしている。
例え家族であろうが例外はなく
私は夫と別の会社になってから
彼が何のコンテンツのどんな編集をしているのか
これまで聞いた事が無かった。
なので、夫が仕事でどんな映像を創っているのか
今はそのものをほぼ見る機会も無い。
更に遊技機業界になるともっと厳しくて
それがリリースされ世に出た後であっても
「自分はこの機種のこの仕事をやった」と口外してはならない事が多く
完全に閉鎖された世界の中で
長年に渡りパフォーマンスを続けている。
そんなアーティストがあそこにはゴロゴロいる。
夫を始めこの人達が世に出て来ると
並外れた技術に皆驚くと思うんだよね。
見せたいなー
見せてやりたいなー
と思いながら会社でスタッフを眺めていた。
今制作に入らせて頂いている
谷口スズさんのプロモーションムービーは
ある意味世界観がぶっ飛んでいて
ノンフィクションだけど
どこかフィクションのような
現実か虚構か
そんな表現で思い切り遊ばせて頂いている。
（まだ見せてないけど；）
これでこそ、異次元画像の合成や特殊効果といった
私達の業界のスキルが思う存分に発揮できるフィールドで
今回の件は狙ってこうなった訳ではないけど
気付いたら願いが叶って行くんじゃないかっていうビッグチャンスの中にいて
私は今、血がたぎっているわけです。
これを機に
私達をどんどん世に引っ張り出していきたい。
自分がやったと胸を張って言える世界に
私が連れて行こう。
大丈夫。ホントに、
あなたたちは素晴らしいから。
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