死んでしまったかと思われたカボチャ太郎であったが、なんとこのタイミングで人間として転生する!
人間になるために成敗せねばならない鬼とは『心の中に潜む鬼』だったのだ。
こうして人間になったカボチャ太郎であったが・・・
『人間の身体ってこんなにも動かしやすいもんなのか?!』
『指先まで直接パワーが伝わっているのが分かる・・。』
『”今まで”がまるで全身を縄で縛り付けられていたみたいだ・・』

『え!?あんた腰痛だから自分に使いたかったんじゃ??』
『ははは!あれは建前というやつじゃて。』
『俺がお前からカボチャ団子を受け取った理由は、お前にカボチャ団子を使う為じゃ。』
『もしお前が俺の警告を無視して桃太郎と戦うことになった場合、一瞬のうちに斬り捨てられてしまい自分の意思でカボチャ団子を口に運ぶことができぬ事態が起こりうるからな。』
『そして今、お前の覇気が消えかかっているのを見聞色で感じ取り、スーパー移動術である”剃”を使い、ここまで一瞬で駆けつけた訳じゃ』
『ま、団子は使わずに済んだようじゃがな!』
『今度は遠慮なく腰痛治癒の為に使わせてもらおう!』
『今回の”剃”のおかげで俺の腰は完全に逝ってしまったようでな
』
『・・・俺のために・・』
『なんつーか・・

『ほう!よもや お前から感謝の言葉まで聞けるとはな!どれ?もう一度言うてみぃ!』
『ば、ばっきゃろう!調子に乗ってんじゃねえよ!このクソじじいが!・・って

『あいつ?』
『あいつだよ!元々ここにいた鬼のことだよ!』
『あいつ無事かな!?』
『桃太郎があいつのこと追いかけてるんだよ

』
『なあ!見聞色を使ってあいつの無事を確かめてくれよ!』

(・・・ん?)
『なあ、どうなんだ!?』
『お、おう!・・大丈夫じゃ。いま鬼が島には誰の気配も感じない』
『どうやら無事に逃げ切れたようじゃな!』
『そ、そっか・・良かった』
『他人の心配までできるようになったか。』
『価値ある出会いがあったようじゃな!』
『まあな。』
『でも・・・!桃太郎・・アイツのことだけは理解できねーぜ!』
『って、あれ?』
『あんた、桃太郎も元々は俺と同じ怪物だったって言ってたよな?』
『うむ。』
『ってことは桃太郎も俺と同じように”心の鬼”を成敗したってことだろ?』
『とてもそうは見えないぜ・・』
『いまだに実在する鬼を斬り続けてるしよ。』
『鬼を斬り続けることは悪いことではあるまい。』
『鬼に怯えて暮らす村人にとってはアイツはヒーローじゃよ。』
『確かにそうかもしれないけど・・俺は実際にアイツと対峙して感じたんだ。』
『アイツは”殺し”を楽しんでいる・・。』
『ふむ・・。』
『いまのお前になら・・』
『”心の鬼”を制し、人間となったお前になら・・話してもいいじゃろう。』
『あんた・・やっぱり何か知ってるみたいだな。』
『あれは・・・








































































