『時代はスマイル』 -28ページ目

『時代はスマイル』

it just suggests a guy’s mysterious side

(前回のあらすじ)
死んでしまったかと思われたカボチャ太郎であったが、なんとこのタイミングで人間として転生する!
人間になるために成敗せねばならない鬼とは『心の中に潜む鬼』だったのだ。
こうして人間になったカボチャ太郎であったが・・・








『人間の身体ってこんなにも動かしやすいもんなのか?!』

『指先まで直接パワーが伝わっているのが分かる・・。』

『”今まで”がまるで全身を縄で縛り付けられていたみたいだ・・』










『うむ、お前が自身の手で勝ち得たものじゃ。』




『・・つーか』





















『もっともな疑問じゃな!』






『俺がここにいる理由はな・・・・


















『え!?あんた腰痛だから自分に使いたかったんじゃ??』



『ははは!あれは建前というやつじゃて。』

『俺がお前からカボチャ団子を受け取った理由は、お前にカボチャ団子を使う為じゃ。』


『もしお前が俺の警告を無視して桃太郎と戦うことになった場合、一瞬のうちに斬り捨てられてしまい自分の意思でカボチャ団子を口に運ぶことができぬ事態が起こりうるからな。』

『そして今、お前の覇気が消えかかっているのを見聞色で感じ取り、スーパー移動術である”剃”を使い、ここまで一瞬で駆けつけた訳じゃ』


『ま、団子は使わずに済んだようじゃがな!』

『今度は遠慮なく腰痛治癒の為に使わせてもらおう!』

『今回の”剃”のおかげで俺の腰は完全に逝ってしまっ
たようでな』




『・・・俺のために・・』


『なんつーか・・








『ほう!よもや お前から感謝の言葉まで聞けるとはな!どれ?もう一度言うてみぃ!』



『ば、ばっきゃろう!調子に乗ってんじゃねえよ!このクソじじいが!・・って







『あいつ?』


『あいつだよ!元々ここにいた鬼のことだよ!』

『あいつ無事かな!?』

『桃太郎があいつのこと追いかけてるんだよ
』




『なあ!見聞色を使ってあいつの無事を確かめてくれよ!』









『うむ、話はよく分からぬが、辺りを探ってやろう。』














































(・・・ん?)












『なあ、どうなんだ!?』





『お、おう!・・大丈夫じゃ。いま鬼が島には誰の気配も感じない』



『どうやら無事に逃げ切れたようじゃな!』





『そ、そっか・・良かった』






『他人の心配までできるようになったか。』

『価値ある出会いがあったようじゃな!』





『まあな。』






『でも・・・!桃太郎・・アイツのことだけは理解できねーぜ!』



『って、あれ?』



『あんた、桃太郎も元々は俺と同じ怪物だったって言ってたよな?』



『うむ。』



『ってことは桃太郎も俺と同じように”心の鬼”を成敗したってことだろ?』


『とてもそうは見えないぜ・・』

『いまだに実在する鬼を斬り続けてるしよ。』




『鬼を斬り続けることは悪いことではあるまい。』


『鬼に怯えて暮らす村人にとってはアイツはヒーローじゃよ。』




『確かにそうかもしれないけど・・俺は実際にアイツと対峙して感じたんだ。』


『アイツは”殺し”を楽しんでいる・・。』






『ふむ・・。』



『いまのお前になら・・』


『”心の鬼”を制し、人間となったお前になら・・話してもいいじゃろう。』





『あんた・・やっぱり何か知ってるみたいだな。』







『あれは・・・




































(前回のあらすじ)
ひとり桃太郎に挑んだカボチャ太郎であったが、やはり桃太郎強し・・!
一太刀も浴びせることなく斬り捨てられてしまったカボチャ太郎。
桃太郎は見聞色の覇気を発動し、残りの鬼の探索を始める。
鬼見習いは無事逃げ切れるのか!?













































































『イイね・・やっぱり君たちのその表情・・・
















『あっ・・・あっ・・・』







『もう・・・そんな顔されたら・・・



















































『さっき聞こえた声は2つ・・』


『まだ1人いる・・・』



『どこにいるのかな・・?』























『・・聞こえない。』



『こいつで楽しみ過ぎちゃったかな・・』



『まあいいか・・。次の鬼が島へ・・・』



























~鬼が島 第02支部 壊滅!!~




















その数分前





















カボチャから生まれた『怪物』



カボチャ太郎



















































カボチャ太郎が桃太郎と対峙して作り出した時間は1分、いや30秒・・それ以下か・・


しかし、その数秒が・・

カボチャ太郎が生涯初、自分以外の誰かのために命を賭けて作り出したその数秒間が・・


ギリギリの刹那、鬼見習いを救った・・!!


























































ナレーターが上記の”解釈”をして物語を締めようとした瞬間・・





























































































































『眩しい・・』



『俺死んだのか?』


『身体が軽い・・空飛んでるみたいだ・・・』



『天国に向かってるんかな・・?』






『だんだん目が光に慣れてきた・・』



















!!?







『普通に地面の上じゃん。』











『鬼が島・・だよな?』







『つーか・・











『これって・・・』





『なんで・・?』























『うお!情報屋!?』





『うむ・・。人間になるためには”鬼”を成敗せねばならぬと言ったな』









『心に潜む鬼は人によって様々じゃ。お前の場合は”自分のことしか頭にない、その身勝手で我が儘な鬼”であったようじゃな。』




『心の鬼の存在には自分自身で気づかぬと意味がないのでな・・。
あの時はあれ以上言えなかったのじゃ。』




『そしてお前は見事その鬼を成敗し・・










『幸か不幸かその転生のタイミングが桃太郎に斬られた時に重なったようじゃな。』






























































































































































































































物語はまだ始まったばかり!!

皆様もうしばらくお付き合いくださいヘ(゚∀゚*)ノ

(前回のあらすじ)
母親を想う鬼見習いのまっすぐな思いが、どんな刃よりも深くカボチャ太郎の心に突き刺さる・・!
そこへ桃太郎襲撃の危機!
犠牲になろうとする鬼見習いを制し、ひとりで桃太郎に立ち向かうカボチャ太郎!



































(こいつが桃太郎・・・すげェな、オーラの様なものがアイツの身体を包んでるのが見える・・。覇気って目に見えるのか。。)
















(とんでもなく強いんだろうな・・。でも何でだろう?不思議と立ち向かえる。誰かの為なら、こんなにも勇気が出るんだ。)








『あまりの恐怖に固まっちゃったのかな・・?』


『ダメだよ・・。それじゃあダメ。オモシロクナイ。』


『ほら、もっと怯えた顔を見せてよ・・・。』



『君たちの恐怖に歪んだ顔を見ることだけが、ぼくの心を踊らせるんだ・・・。』


『さあ、いっしょに踊り狂おう。』


『そうしてぼくをもっと・・










(せっかく人間になれたっていうのによ・・)










『何を言っているのカナ?』

『カワイソウなのは今からぼくに斬られるキミの方じゃないか・・。』










『その顔・・・

『もういい。斬ってしまおう。』





『へっ・・!こんな顔・・







(やってやる・・!)
























『くそ!さすがに速ェな!』
























『モウオワッテイルンダカラ。』




























バタッ!







(・・そんな・・マジかよ・・まだ終わるわけには・・!)





『あぁ・・こんなツマラナイやつを斬っただけじゃ物足りないよ・・』



『少し探ってみるか・・』









(見聞色の覇気か!?・・くそ!見つからないでくれ・・!!)





『あはァ♪そう遠くない所にまだいるじゃないか♪』

『早く行って斬ってあげなきゃね・・』
















(・・ち・・くしょう・・!・・俺が全然時間を稼げなかった・・から・・くそ・・・おれ・・・が・・・お・・れの・・・・おれの・・・・せ・・・・・・・・・・・