家空っぽ事件の後、いろいろな人が支えてくれた。
でも親友たちには、息子が戻ってくるまで、事件のことを言えなかった。
仕事も家庭も子育ても、ちゃんとやってきたはずの”優等生”の私に、そんなことが起きるなんて、恥ずかしくて。
一方、ヒーラー、リーダー、感情カウンセラーの仲間達には、勉強会で会った時などに、すぐに言えた。
すると、泊まりに来てくれる仲間もいたりして、敏感に家のエネルギーを感じ取ってくれた。
夫が書斎にしていた部屋は「すごくエネルギー悪い(笑)」とか。
そして、口をそろえて言われたのは「よかったね~!」という言葉。
特に「変なエネルギーのついた物を持ち去ってくれて、捨てる手間が省けたね」と。
当初は、ショック過ぎて泣き笑いだったけど、今は、心から言える。
あの事件が起きてよかった、と。
あのことがなければ、私は今もガチガチの固定観念に縛られて、いい妻、母親でいなきゃと自分をすり減らして
がんばり続けていたと思う。
当時も、疲れるとメニエールが出ていたけど、それ以上に体を壊していたかもしれない。
でも、あの事件があったからこそ、本当の自分を取り戻すことができた。
今、心から生まれてきてよかったと言える自分がいる。