洋書はちょっととっつきにくいかなと思い込んでいて、日本の小説ばかり好んで読んでいました。

読書好きの友人に勧められ、このピエール・ルメートルさんの「その女アレックス」を読んで、なんとおもしろい✨と認識を改めました。

私の読書は、おもしろいと思った作者の本はすべて読むというスタイルであるため、ピエール・ルメートルの著作は以来すべて読んでいます。

 

今回の「僕が死んだあの森」もとても面白かった。

お隣に住む天使みたいな自分を慕う6歳のレミを殺してしまった12歳のアントワーヌ。

彼が、その秘密をかかえたまま人生を送り、ついには秘密を守るために自分の人生をも捨てざるを得ないことになってしまう。

そんな望まぬ人生だけれど、時間は経過し、だんだんと受け入れて。(少し理解できないところもあるが。)

自分だけで抱えていたと思っていたその秘密は、周囲の彼を愛する人々により守られていたものだったと最後にわかる。

 

小説の筋にはほとんど関係のない内容ですが、ホメロスのオデュッセイアの一部が出てきて、それが海の人魚?半人半鳥?のセイレーンが船乗りを美しい歌で襲うシーンというものがありました。

私はパイレーツオブカリビアンの映画を思い出しましたが、この映画もホメロスの「オデュッセイア」をオマージュしたのかと合点がいきました。

中学生時代に、「ホメロスーオデュッセイア」と呪文のように唱えて覚えた社会科の知識が、56歳になった今こんなところで中身を伴った知識になり実を結んだというか。オデュッセイアの全容はその他は全然知らないから、まだ全然実を結んでないけど💦

 

なんだか最近疲れていて読書から遠ざかっていたけれど、また通勤時に紙の本を読もうかなと思いました。