この曲は数々のHARDCORE親不孝クラシックスのトラックをMAKEしてきたMANCHEESEのBEATを使用している。

初めて聴いた時はあまりのBEATのFATさに心躍ったのを覚えている。

BEATに乗るHORNの音にWu-TANGを思い出し、Wuのドラマにもハマっていたのでリリックにも入れている。

VERSE部分はほとんどドラムとBASSなので、HIP HOPが好きなら乗るしかない。

「THE MASTER」というタイトルはこの歳までやってんだから俺はマスターだ、という思いと、

もちろん最強MCであるRAKIMのアルバム名からも取った。

PARTY TUNEが多いこのアルバムの中、HARDCOREなこの曲が一番好きという声ももらう。

ゴッホよりピカソでもええやんというリリックはゴッホのようなSICKが付きまとう俺の人生に変化が欲しかったから。

ゴッホに憧れる人や同情する人は多いけど、俺は悲劇で終わりたくはない。気が狂う気持ちは誰にも理解できない。

俺は死んでから売れるタイプなので全力で抗っている。

当然ゴッホは大好きだ。だけどピカソみたいに心に闇を秘めても(絵を見りゃ分かる)明るく生きたいもんだ。

BEATを担当したMANCHEESEは若い頃からCLUB BASEに出入りしRAPやBEATをMAKEしていた。最近若い頃プロデュースした天神ヤングガンズのアルバムが配信開始したのでCHECKしてほしい。昔からHEAVYでHARDCOREだったのが分かる。



そしてTHE MASTERのRAPを吹き込みエンジニアの長老がマスタリングしたタイミングでMANCHEESEに送ると、DJ SHOEがそれを聴きSCRATCHを入れたいと言ってくれた。VERY SPECIALなSCRATCHを加え、更にHIP HOP濃度を増した作品が出来た。

俺はBIGGIEのようにアッパーな曲とHARDな曲が混ざったアルバムが好きだ。「THE MASTER」は言うなれば「KICK IN THE DOOR」や「10 CLACK COMMANDMENTS」のような、12inchVINYLのB面に迷わず配置するDOPE SHITだ。

MANCHEESEとはこれからもセッションを続けて行くだろう。感謝🙏