今夜はメイビー・ハッピー収録「2DC STREET LIFE feat.J-ZO」についてのライナーノーツを書こう。




この曲は出てきたばかりのわりと早いタイミングで俺はトラックを作り、ラップを書き上げた。

J-ZOさんには何度もミックスし直したBEATとRAPのみのCDRをVAVI VAVI DINERというJ-ZOさん夫妻が営む店に持って行ったのを覚えている。この曲のネタ「STREET LIFE」はよくJ-ZOさんがブルースライブの時に日本語カヴァーしていた。俺世代ではタランティーノの映画「ジャッキー・ブラウン」のサントラに最高なSWEET SOULとFUNKがつまっており、そのアルバムにも収録されていた。

そしてJ-ZOさんが俺のスタジオでREC出来る日を待っていると、その事件は起こった。

パンパンのカフェでJ-ZOさんのソロLIVEがあり、そのLIVE中にJ-ZOさんは倒れてしまった。なるべく早く救急車を呼び、大丈夫だったのでホッとした。かなり早めに店に復帰したJ-ZOさん。俺はJ-ZOさんに聞いた。今回は歌入れやめときましょうか?と。

するとJ-ZOさんは絶対にやるけん少し待っててくれと言い、その約束通り俺のスタジオにてRECを敢行した。

福岡が誇る天才的なブルースシンガーなのでいつだって一発、二発でRECを終わらせていたJ-ZOさん。

しかし流石に病み上がりで何回も、何回も、何回でも、納得行くまで録ってくれた。

俺はその魂がこもったヴォーカルのミックスに全力を尽くした。

いつもはLIVEを意識して一本で録るが、今回は俺のかなりのオタク度を増したREC&MIX SKILLを信じてもらい、ハーモニーなども録ってもらった。

何があっても、結局いい歌にしてしまうのがあの親父のカッコ良さだ。

そして配信版では聴けないクルセイダーズ版のSTREET LIFEのイントロを頭にハメたVERSIONはJ-ZOさんのアイデアであり、それはCD版でしか聴けない。5/22に全国リリースされるCD版もぜひGETしてほしい。


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そしてJ-ZOさんは今も元気にVAVI VAVIに立っており、LIVEが再び出来る日を虎視眈々と狙っているはずだ。

ブルースマンは全てを唄にしてしまうのだから、その時が楽しみだ。