RAMB CAMPはこれまでで一番大規模なツアーに出た。今回が一旦最後のツアーになるという事で、LIVE明けには各地の観光名所も廻った。大阪ではSHINGO★西成さんのバックDJ FUKUさんに西成あいりん地区を案内してもらった。超GHETTO TOURで、道でかたっぽの靴を売っている人がいたり、道に人が寝ていたり、その前で営業している屋台のレバー屋さんで昼食を頂いたりした。レバーは最高に美味しくて、ビールが信じられないぐらい安かった。まさにソウルフード。向かいの壁には、「今にみてろよ SHINGO★西成」とメッセージが書いてあった。飛田新地も案内してもらったが、完全な異世界にブッ飛ばされた。基本真っ白な世界で、何件も遊郭が立ち並び、女たちが客を待っている。

 

 

四国ツアーも面白かった。高知県で食べた、「鰹のたたき」はブッとくて、塩で頂く。最高に美味かった!夜のイベントは、高知では常識らしく、女の子がとても多かった。女性が強い街みたいだ。みんな滅茶苦茶酒が強かった。LIVEの次の日は、坂本龍馬の銅像を見に行った。闘犬がまだ行われているらしく、闘犬場があった。坂本龍馬が見下ろす海に、地元のラッパーが飛び込んで行った。その海は遠浅らしく、潮の流れが早いため、そうとう危険だそうだ。四国の人たちはみんなキャラが濃く、楽しかった。

京都では、LIVE前にすっぽんを食べて、英気を養った。おかげでバッチリLIVEをROCKできた。LIVEの次の日は、みんなで清水寺に行った。おみくじを引くと、俺と、同行していたDAMは「大吉!」BIG FACEとBIG FACEの彼女、同行していたBOOTYは「凶!」と出た。凶組はブルーな感じだった。

仙台、山形、青森のツアーは、ゴオと、カズキというブッ飛んだ男が移動ケアしてくれたが、山形から高速道路をぐるぐる廻って青森のリハーサルに五時間遅刻したり、無茶苦茶だった。

札幌でLIVEの時は、俺は前の日BASEの周年があって、ベロベロで飛行機に乗れなかった。必死で便を探し、仙台経由でやっと札幌に辿り着いた。夕方からのイベントだったため、RAMB CAMPの出番を大幅に遅れさせてしまった。申し訳なかった。が、SD JUNKSTAなども出ていて、PARTYは最高だった。その夜はオルタナというMJPのPARTYで、朝までOPEN MIC。ほとんど記憶はブッ飛んでいる。

 

まだまだ各地を廻ったが、思い出の中にしまい込み、割愛させていただく。

 

そしてRAMB CAMPのリリースパーティーを、東京CLUB ASIAで行った。タイトルは、「SOUTHSIDE MOVEMENT」九州ローカル勢(書ききれない)から関東エリアのゲスト(書ききれない)、大阪から茂千代&DJ KENSAW、札幌からB.I.G.JOE、JFK、DJ DOGG、など、そうそうたる面子でBIG PARTYを行った。時間は押しに押し、RAMB CAMPのLIVEが始まったのは朝9:00を過ぎた頃だった。

 

 

そして福岡に帰って来た俺たちに、最後のLIVEの日がやってくる。

パーティー名は、「RUFFIN'TUFF」場所はCLUB BASE。確か年末に近い日だった。

月曜日だったが、客はパンパンだった。俺たちは昔の曲も、新しい曲も、全て演った。二時間ぐらい、客をROCKし続けた。すべて出し切った。終わってDJ MAKOTOとBIG FACEと、少しゆっくり飲んだ。俺は言った。「何も言う事は無い、最高のLIVEやった。今までありがとう。」BIG FACEは言った。「これからどうすると?」俺は言った。「HIP HOPに決まってんだろ!」