7月の初め頃。この日はワークの予定を変更し、私たちはFreeWorksのある平塚市の文化と伝統行事を深く知るべく、夏の風物詩である湘南ひらつか七夕まつりの会場を歩くこととなった。

 

 雨が過ぎ去った後の灰色の空の下、様々な協賛企業や店舗の手によって竹に吊るされた様々な飾り物がスターモールを彩る中、私たちは周りをよく見渡しながら人ごみの中を歩いた。

 

 今の国道1号ができる前、かつては東海道の主要街道だった湘南スターモールの大通り、その中央の道路は交通規制によって自動車が入れぬようにされ、そこを市内の小学校の生徒や協賛企業の関係者たちが並び、『七夕おどり』の歌に合わせて踊り、列を成して進んでいた。

 

 スターモールを挟む商店街では、様々な店が露店や屋台を開き、食べ物や飲み物、そしておもちゃを売るなど、祭りにふさわしい商売でその場を盛り上げていた。

 

 それからさらに歩き、私たちは屋台が道路の中央を占める通りを西へ進んでいく。そして平塚宿江戸見附跡の遺跡を通り過ぎた後に、ひらしん平塚文化芸術ホールに辿り着いた。

 

 ここにはかつて、平塚市民文化ホールという施設があり、筆者はかつてここで高校説明会に参加したことがあった。2018年に閉館した後、2022年に今の施設へと生まれ変わったことを知り、筆者は時の流れというものを実感することとなった。

 

 到着後、ここで私たちは様々な屋台を巡り、人によってはそこで屋台料理や、水風船を買って思い思いに楽しい時間を過ごした。そして灰色の雲の合間に青い空と日の光が見え始めたころ、多くの人々が詰めかけ、賑わう通りを見ながら私たちは帰途に就いた。

 

 今回のウォーキングは、私たちが平塚の文化というものをより深く知る、貴重な機会となった。また筆者にとっては、高校生時代を過ごしたころから現在までの時間の流れと平塚の変化を実感する機会ともなった。