今年4月から、ご縁があって、プロ講師の講座を受講しました。

プロ講師なんて、私に絶対ムリ!と思い込んでいたのですが、お誘いくださった方は、私が心から信頼している方だったので、二つ返事で決断しました。

 

余談ですが、ここで私が思ったことは、お客様の購買心理です。

そもそもプロ講師になろうなんて微塵も思ってなかったところに、しかも、人前で話すことなんて絶対ムリ!という強い思い込みを持っていた私が二つ返事で受講を決めるなんておかしくないですか?

 

人の心理って、矛盾していますが、一つ言えることは、「誰が」の部分が重要だということです。

誰が話すのか?

誰が紹介するのか?

 

「誰が」の誰との距離感、つまり、信頼の度合いです。

そして、その「誰が」が人間的に魅力的であったら、惹きつけられ好きになってしまうから、ついつい買ってしまうのではないかと思います。

魅力とは、その方の在り方で決まります。

 

話を戻しますが、プロ講師を受講して、来月が最終回です。

コロナ禍で延長になり、ラッキーなことに8ヶ月お世話になりました。

 

私は、お陰様で、受講期間中にブレイクスルーが起こり、人前で話すことが好きになりました。

 

具体的には、私のスピーチは毎回「キレイ」とフィードバックをいただいてきました。

どういうことかと言いますと「キレイにしゃべっているけど、印象に残らない」です。

確かに、私が今までフォーカスしてきたことは「キレイにまとめること」でした。

その方が聴いている方に伝わると思い込んできたからです。

 

でも、初めの3回でそれが思い込みであることを気づかせていただきました。

そして、4回目からは、キレイにまとめてしまう自分を壊す作業に入りました。

具体的には、原稿を捨てることです。

私は女優だったので、台本を覚えて演技してきました。

その延長で、人前で話してきたのです。

つまり、人前で話す人の役を演じてきました。

 

でも、台本を読んでいるだけでは、人の心は動きません。

心でしゃべらないと…。

それまでの私は、スピーチ原稿を完璧に覚えて話すことが満点を取ることだと思ってきました。

でも、そうではなかったことに気づきました。

 

5回目はナイストライで終わりました。

少し前とは変わってきたね!とフィードバックをいただきました。

 

そして、6回目。

私はブレイクスルーしました。

5回目が終わってからの教訓で、3分間スピーチでたった1つしか伝えられなかったら何を伝えるか?だけにフォーカスしました。

1スピーチ1メッセージ。

そして、当日は、緊張がマックスになった中、覚えた原稿を捨てて本番に臨みました。

順番も多少前後したし、言葉もとっさに浮かんだ言葉を慌てて代用するなど思った通りには行かなかったけど、会場の皆さんを、空気を感じながらスピーチしました。

先生が泣いてくださいました。

そして、会場にいるみんなも。

 

私は生まれて初めて、人の心を動かすとはどういうことか?を知る体験をしました。

人は、キレイにまとめられたスピーチを求めていない、あなたの体験をそのままのあなたで、生きた言葉で語ったものに共感するのです。

 

暗記してきたスピーチは、聴き手を感じて上げられないまま話してしまうことがあります。

聴き手がいて初めて、あなたのスピーチは生きるのです。

聞き手を感じること、空気を感じることが人の心を動かすに繋がります。

その会場の空気のリズムに合わせて、声を乗せていくと会場全体のリズムが一体となり、ラポールが生まれます。

 

どんな方にオススメしたかと言いますと…

セミナー講師として既にご活躍されていらっしゃる方にもオススメしたいです。

私は、セミナーというカタチで活動はしてませんでしたが、ショップチャンネルなど生放送の番組でしゃべりのお仕事をしてきました。

ですが、話す仕事って、わざわざ習いに行かないで始める方が多いのでは?と思います。

日常的に「話す」行為を当たり前にしているので、話せるだろうという思いがありませんか?

私がそうでした。

基礎ができていないまま、初回から50分で2,500万売り上げるという結果が出てしまったこともあり、そのまま突っ走ってきました。

今振り返ると、違う表現や伝え方ができたように思います。

ぜひ、既に話すお仕事をされていらっしゃる方、今よりももっと成果・結果が出ますので、感覚的に理解している基礎を言語化させることは、より理解が深まりますので、ぜひ学んでみてください!

 

ご視聴はこちらからどうぞ

noteはこちらからご覧くださいね!

 

image