いよいよ明日、初出版の電子書籍、
『ド素人主婦店長が教える 究極の生ビールの秘密』が発売されます!
この本を通して、
「本当に美味しい生ビール」
をお客様にお届けしたいという私の想い、そしてなぜ当店がここまで生ビールにこだわっているのか?
についてお話させていただきます。
私が求めてきた究極の生ビールとは、「味わい・高品質」はもちろんのこと、昨今の食品偽装問題や不適切な動画問題などで失った飲食業界の信頼回復のためにも、「新鮮・安心・安全」であることが重要でした。
そしてその想いは、ただ「飲めればいい」と思われがちだった生ビールに「新しい存在価値」を生み出し、地域を、そして日本を、「飲食で元気にしたい!」、そんな大きな願いにもつながりました。
まずは自分のできることから行動するしかないと考え、振り返ればがむしゃらに、ただひたすら走り続けてきた日々でした。
当店は、
♦サッポロビール パーフェクト黒ラベル認定店
♦パーフェクト速達生シルク認定店、
及び、更に上の最高峰ランク、
♦パーフェクト速達生ゴールド認定第1号店
♦お客様が選ぶ “(生ビールが)うまい!ランキング” 1位を獲得
(2017年から現在も1位をキープ)
現在も6タイトル制覇中の完璧な生ビールが飲めるお店です!
店長として、今でこそこのようなポジションを築くことができましたが、お店で働き始めた当初の私は、結婚を機に飲食業界へ飛び込んだ
全くのド素人主婦でした。
パーフェクト生ビールへの道のりは、ひと言でまとめると、
「ジョッキ洗浄を誰よりもキレイに洗うこと」
この目標を立てたことから始まりました。
主婦をしていることもあり、切ったり煮込んだりできるから問題ないだろうという安易な考えで、飲食店でのアルバイト経験もなく、夫の手伝いで数時間シフトに入りました。
しかし、スピード提供が求められる現場で、元々テキパキ仕事をこなすタイプではなかった私は、いつも足手まといになっていました。
ある日、酒屋さんの営業担当者から、
「生ビールの美味しさは、ジョッキ洗浄の仕方で決まる」
という話を聞きました。
それしか出来ないから・・・という意識で担当していた洗い物でしたが、すごく重要な仕事であることを知ったのです。
その時私は、他の仕事はまともに出来ないかもしれないけれど、
「ジョッキ洗浄だけは、1番になる!」
と決断。
それから、ジョッキ洗浄の仕方をもう一度教えてもらい、担当者の洗い方をビデオに撮り、何度も何度も見て研究しました。
次第に手が荒れはじめ、特に冬場は乾燥がひどく、普段でも手荒れしていたのがさらに悪化し、ふさがっては割れるひび割れに悩むようになりました。
あまりの痛さに、もう辞めたい・・・と思うこともありましたが、それでもお客様の
「美味しい!」
のひと言ですべてが報われ、また頑張ろう!という気持ちでいっぱいでした。
そのうち、ジョッキ洗浄をスタッフに教える立場に変わり、接客面でお客様に可愛がられたこともあって、徐々に周囲の方に認められるようになりました。
美味しい生ビールをご提供するコツを掴んだ私は、わずか一年くらいで店長に就任、その2年後にはタイトルを次々と制覇するに至りました。
ド素人主婦だった私をここまで成長させてくれた夫の存在、そしていつもドタバタと仕事に向かう私を笑顔で送り出してくれた二人の娘の応援があってこそ、今日まで突っ走って来ることができたと、改めて家族に感謝しています。