全てを受け入れたら人生は変わるのでしょうか
物事全てに“イエス”と言い続け、受け入れていったら、自分自身、そして人生がどのように変化していくのでしょうか
今日は、観終わった後、元気になれる『イエスマン “YES”は人生のパスワード』をご紹介します
この映画は、「全てに“YES”と言ったらどうなるのか」、BBCラジオ・ディレクターの体験談に基づく映画だそうです。
映画は、私にとって、「オアシス」であり、「人生の指針」、「叡智の泉」です
週末を家でのんびり過ごす時は、いい映画を観て、心と感情と身体の充電をして過ごすことが、私にとって贅沢な日曜日の過ごし方でもあります
イエスマン “YES”は人生のパスワード 特別版 [DVD]/ジム・キャリー,ゾーイ・デシャネル,ブラッドリー・クーパー
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仕事にも愛にもプライベートに対しても、「ノー」「嫌だ」「やめとく」と答えるネガティブな銀行員カール。
付き合いの悪いカールに親友から、「生き方を変えない限り、お前は独りぼっちになるぞ。」と警告される。
勇気を振り絞り、“YES! ALWAYS LEADS TO SOMETHING GOOD.”(“イエス”は幸せを呼ぶセミナー)に参加することになったカールは圧倒される。
自己啓発のセミナーコーチは、
人生に“イエス”を招き入れなさい、なぜなら、“イエス”にはその価値があるからです。
物事に“イエス”と言えば、何でも可能になるのです。
人生が与えてくれるエネルギーをガツガツ食い尽くし、不要な物は排泄しなさい。
I want you to invite yes into your lives because it will RSVP “yes.”
When you say yes to things, you embrace the possible.
You gobble up all of life's energies, and you excrete the waste.
人生に“ノー”と言えば、死んだも同然なのです。
周りの人間にも自分にも言い訳をして、将来性のない職場にただ何年も甘んじているだけなのです。
恋人も、デートに誘う相手すらも居ない。
あなたは人生を謳歌出来ないから、愛する人に捨てられたのです。
You say no to life, and therefore you're not living.
You make up excuses to the people around you and to yourself.
You're stuck in the same dead-end job.
You have been for years.
You don't have a girlfriend.
You don't have anything close to a girlfriend.
And you lost the love of your life because she couldn't be with someone who didn't live theirs.
セミナー中、コーチに物事を決断する度に“イエス”を選択する誓約を自分に立てなさいと約束させられる。
セミナーの帰り道に、見知らぬホームレス男性に「○○公園まで車で乗せてって欲しい。」と頼まれ遠くまでドライブさせられたり、「携帯を貸して欲しい。」と言われ、携帯を貸すとバッテリーが無くなるまで長電話されたり、「2ドル貸して。」と言われ、2ドルを渡すと「持ってるお金全部ちょうだい。」と言われ、踏んだり蹴ったりな状況に半信半疑ながら“イエス”と引き受けるカール。 なぜなら、「“ノー”と言えば、災いが降りかかるだろう。」と、コーチに言われたからだ。“ノー”と答えると、なぜか物事が好転しなくなるので、すっかり信じ込んだカールは、自分の意思に関わらず全てに“イエス”と言い始める。
色々ありながらも、“イエス”と言い続けることにより、表情も明るくなり、人生に前向きになってきたカールは、「ギターを習いたい」「空を飛びたい」「韓国語を覚えたい」など、思ったことを全て実現させていく。
離婚してから、恋愛も出来なかったカールにガールフレンドが出来る。天真爛漫な女性で、ライヴハウスで好きな歌を歌い、自分の好きなことをして楽しんでいるアリソンは、
この世は遊び場なのよ。
子供の頃は知ってたのに大人になると、皆忘れちゃうの。
The world's a playground.
You know that when you're a kid but somewhere along the way, everyone forgets it.
ただの寓話でストーリーが展開されるのではなく、時に自分の意思を無視して何でも“イエス”と言ったことにより、災いや誤解を招くことがあり、やっと見つけた愛、アリソンを失い落ち込むカール。
誓約をキャンセルして貰おうと、コーチに会いに行くと、コーチは「誓約に何のトリックもない。君は私の言ったことを誤解している。“イエス”は義務で言うものではなく、言い続けることにより、自然に心から言えるようになることを説いているのだ。」と教えられる。
その言葉を聞いたカールは、アリソンに正直な気持ちを伝える・・・
このストーリーは、「いかに自分の人生に深く関わり、前向きに人生を楽しめるか」を説いている映画だと思います
「自分の人生に関わる」とは、“自分の人生に関心を持つこと”、つまり、“自分の人生を愛すること”です
愛とは、“関心を持つ、全てを肯定すること”です
物事に対して、心から“イエス”と答えられたら、あなたの人生の可能性が、どれくらい広がるか考えるとワクワクして来ませんか
もちろん、怖れや不安も出て来るでしょう…自分の可能性を制限してしまう怖れや不安を取っ払う為にも、この映画の主人公カールのように、習慣になるまで“イエス”と言い続けるのも一つかもしれませんね
物事は考え様ですが、もし、“イエス”と答えることにより、広がる可能性、これからどんな素晴らしい出会いやチャンスが訪れるのか、に焦点を当てることが出来れば、あなたは心を開き、新しい人生の扉を開くかもしれません
私達に必要なのは、変化を促すちょっとした“きっかけ”なのかもしれません
それは、まず物事に対して、“イエス”と言ってみることかもしれません。
ほんの小さなきっかけが、大きなチャンスや成長を生み出していくのだと思います
その為にも、自分自身や自分の人生に“当事者意識”を持って深く関わり続けていくこと、自分に“イエス”と言い続けることが大切ですよね