彼と私は、最近よく「似ている」と言われるようになりました
そう言って頂くことが、私にとって最高の褒め言葉なんです
余りに嬉しくて、「似ている」と言われる度に、ワンちゃんがしっぽを振っているように喜んでしまいます
「やったぁ」
でも、付き合い始めた頃は似ているなんて全く言われませんでした。
今でこそ仲良しの私達も、初めから似ていた訳でもなければ、仲良しの訳でもありませんでした。
初めは、相手を知りたい一心で、とにかく彼の存在そのものに興味津々でした。何を見ても何を話しても楽しくて仕方ない状態でした
それが次第に、ほんの小さな違いが目につくようになり、鼻につくようになりました。その自分との違いを素直に真っ直ぐに受け入れられない自分が居ることに次第に気付いたものの、「(彼って)なんでこうなの?」と、違いにばかり目がいってしまいました
当時、自覚はなかったのですが、「私に合わせてくれないとイヤ!」という無言の要求をしていた気がします
そんな要求に支配されていた時の私は、彼の自由を制限し、コントロールしようという負の波動で接していたので、二人きりになると重い空気が漂ってしまう時期もありました
今考えるとその辛い時期があったからこそ、二人だけの価値観を築くことが出来たような気がします。
「起こる出来事は全て必然」という言葉も結果オーライで、納得です
そんな暗く重い時期を一緒に乗り越えた今では、
「顔の造りは似てないけど、パーツごとに見ると似てる」とか、
「人生に対する姿勢が似てる」とか、
「雰囲気が合っていて、お似合い」とか、
細かい部分まで挙げておっしゃって頂くこともあります
何故、人に残す印象が似ているのでしょうか?
「お似合い」という言葉は、「似ている」「合う」、つまり「お互いが似合う」状態です
私達は皆、エネルギー体です。
「お似合い」のカップルは、「同じ波動の流れに居る」、「波長が合っている」という状態です。
二人がいつも楽しく前向きに過ごしていれば、お互いの波動を引き上げ合う素晴らしい関係になります
「似た者夫婦」という言葉がありますが、長い年月をかけてじっくり愛を育んだ結果、そのように呼ばれるようになるのでしょうね・・・憧れの言葉です
ここで注意したいのは、「似合う」を通り越して、相手に嫌われることを怖れ、相手に合わせてしまうことです。怖れのエネルギーはとても破壊的で重く、せっかくのあなたのいい波動まで下げてしまいます
下がったままの波動で相手を愛しても、相手はあなたの愛を重く感じてしまいます
愛とは自由で心地いい軽い波動です
だから、愛し合う二人は「対等」でなければならないのです
相手に合わせ続けることは、結果としてあなたにとっても苦痛にしかならない上、あなたのいい波動や魅力、個性までもが奪われてしまいます。
あなたは、そのままでも十分チャーミングなのですから、自然体のあなたを大切な人の前でも表現して下さいね
あなたは、どこまで行っても、あなたで居続けていいのです
そして、今あるままのあなたを見せてくれないと、相手もあなたの前で本当の自分を出せませんよね
「裸の付き合い」という言葉があるように、重い鎧を脱ぎ捨て、包み隠すことなく“あるがままの自分”をさらけ出すことが、お互いの距離感を縮め、あなたとあなたの大切な人が重なり合う「似合う」関係になっていくのです。
もし、自分自身を見失ってしまったり、相手と対等にお付き合い出来なくなったなと感じる時は、自分のパワーを自分自身に引き戻してみて下さい。本来の自分のパワーが戻って来るよう、ただ意識すればいいのです。
愛の扉は一度開いたらおしまいというわけではなく、より大きく深く開き続けていくものです。
心のキャパシティが大きくなる程に、あなたの内側の愛は輝きを増すのです
愛されることで輝きを増すことはもちろんですが、あなたの愛する力、つまり、受け身ではなく自力で自分の内側の愛を引き出し輝かせると、揺るがない“自芯”、自信が湧いて来ます。与える喜びを深めると、あなたはあなたの内側としっかりと繋がり、「本来の自分」、「真の自分」に目覚めていくでしょう
いつも自然体で居られてお互いへの関心を持ち続けることが出来たら、やがて二人は真実の愛と調和の波動で満たされ、周囲の波動をも引き上げるでしょう・・・
愛という自由の中で、魂同士で繋がった二人になれたら、本当にステキですね