フリータイムスです











いすみ鉄道 大原駅で
チケットを買おうと
券売機をチェックしていると
優しげな男性の声
「どちらまで行かれるんですか?」
振り向くと
ホウキとチリトリを手に掃除をしている
駅員さんの姿があった
(正確に言えばこの時は駅員さんだと思った)
次の下車予定は、国吉だが
最終的には、小湊鉄道に乗り換え
五井経由で千葉に帰る旨を伝えた
「それでしたら、
房総横断乗車券がお買い得です」
と勧めてくれた
途中下車はできるが
逆方向へ戻ることはできない片道乗車券だ
まるで私の人生だと思いながら
よしこれを買おう
と、財布を出したが
5千円札は使えないようだ
「あと15分ほどすると、売店が開くので、
声をかければ両替できます」
と
その駅員さん(らしき男性)が教えてくれた。
次の電車まで1時間ほどある
大原といえば
伊勢海老
大原漁港までぶらぶら歩いた
伊勢海老水揚げ日本一の大原港
平日だったこの日、
朝市がやっていないことは
承知だったが、
磯の香りがする漁港へ足を早めた
朝の天気予報では、沖縄以外全国的に
晴れマーク
なのに、
港方面には怪しい雲がかかっていたからだ
いつもならお守りがわりに
リュックには折り畳み傘を入れておくが、
「い鉄揚げ」を3種類買う予定があったから
かさばると思い、出がけにうちにおいてきた
「やっぱりお守り置いてきたからだ」
と心の中でつぶやた
大きな交差点で信号待ちをしていると
潮風が波の音と磯の香りを運んできた
「もうすぐだ!」
と思った時に、メガネに一滴の雫
この続きはまた今度!








