フランソワーズ・サガン | genuineness

フランソワーズ・サガン


genuineness



わたしはサガンの小説の崇拝者です。


時おり自分の中でブームがやってくるのですが、いままたその時期。

このところ毎晩、湯船につかって読み返し、うっとりしています。



表現がとても好き。

ほんと、うっとりしてしまいます。




例えば。


『ある微笑』では、続けることが不可能だとわかっている相手とバカンスを過ごす地、アヴィニョンへ向かう前の主人公の女の子ドミニックのこの言葉、


  「私は事前にアヴィニョンを憎んだ。」




39歳の自立した孤独な女性ポールと、 25歳の青年シモンの恋のお話、『ブラームスはお好き』では、


  「秋は非常な優しさをもってポールの胸もとまで押しあがって来た。」


  「冬のつめたい風が、街路に舞い起こった。

   風はひらかれたドアから中にふきこみ、ふたりの髪の毛をもつれあわせた。」






うっとり。

今日は『熱い恋』を読もうかな。




わたしも、毎日仕事もせずこんな風にばかみたいに愛のことばかり考えて過ごしてみたいな、笑。