志賀 直哉 著「小僧の神様・城の崎にて」 | freethm BLOG korukiaora

志賀 直哉 著「小僧の神様・城の崎にて」

しばらく夜は読書をして過ごす。

未読を減らすんだ。

と新年から思っていたが、

ようやく今月から出来そうな感じ。

今は読書モード。

ただ、サクサク読めるものがないのが難点(笑)

短編が今は不向きかもしれない。

日にちが意外とかかってしまった。



志賀直哉
「小僧の神様・城の崎にて」
・佐々木の場合
・城の崎にて
・好人物の夫婦
・赤西蠣太
・十一月三日午後の事
・流行感冒
・小僧の神様
・雪の日
・焚火
・真鶴
・雨蛙
・転生
・濠端の住まい
・冬の往来
・瑣事
・山科の記憶
・痴情
・晩秋

読みはじめから文章が、

なぜか自分にしっくりくるなぁ、と思ったけど、

巻末の解説を見て理解した。

思うがままに、書きたいがままに書いている。

志賀直哉流の書き方が自分の作詞するときに似ている。

それはまあどうでもいいが、

感情が乗ったまま書いているから、

人の心の揺れ動きが読んでいる私にも憑依するような

そんな感じで読めたのかな?

身近に感じる登場人物達の心の揺れ動き、

時代が違っても、今も理解できる本質。

小僧の神様は可愛らしかったね。


読了。