2013年1月27日に第38回気象予報士試験が行われましたが
問題と回答例が、昨日、気象業務支援センターのホームページに掲載さていたので
http://www.jmbsc.or.jp/hp/cwfe/p0120.html
実技試験の問題を見てみました。

実技1を、一通り見た感想としては、問3(3)の空気密度、気圧差の計算は難しいような。
他は、特に変った設問はないように思った。
また、天気図の枚数も、カラー印刷の図も少なく、経費を節減し、問題検討作業も節減しているような
感じがした。

実技試験を受験して1年経過して、かなり回答テクニックの記憶も
薄れてきましたが、私の稚拙な知識で感想を・・・

実技1
問1
(1)特に、悩む箇所はなさそうに思う。
(2)①
 発達中の低気圧の前方の北側に盛りあがった雲域に関する設問
 「パターン」の名称だから、バルジしかないと思う。
 「500hPaの高度場の特徴」は図2から読み取れる特徴なので、
 渦度と、気圧高度になるが、渦度に特徴はなく、
 気圧高度は、気圧の谷の前方に位置する。
 (回答例のように雲域を主語にして、西側に気圧の谷がある、が正確でしょう)
 「予想される低気圧の変化」は、強くなるとしか答えようがないと思う。

問2
(1)①
 「根拠を二つ」を風速値以外だと、風向と気温しか読み取れるものは
 ないように思う。
 風向は東から南西に変化
 気温は表現が難しく、日中の気温上昇を除いた変化となるので
 それを加味した表現で、気温上昇率が前後に比べて大きい
 余談ですが、過去問で、降水による気温の変化に惑わされた記憶があります。
  ②
 風は気圧差で吹くものだから、図1からは、気圧傾度の違いしか判断できないように思う。
(2)風向きの変化は読みやすい様に思う。

問3
(1)①
 等値線作図は、慣れの問題だと思います。
 注意したいのは、回答の範囲は図9より狭いので、
 回答用紙のみ参照するのでなく、回答範囲の際を作図するときは、
 図9を参照した方がよいと思います。
  ②
 安易な計算問題、後述の設問のための計算か?
(2)①
 この作図は、1014hPaの閉じた等圧線を記入するのがポイントかと思う。
 北東端に、既に1014hPaの等圧線が記入されているので、閉じた等圧線は
 見逃すことはないように思う。
 測定地点が少ないので、既に、記入されている等圧線とバランス良く
 線引きすると綺麗になると思うが、どの程度まで求められているかは
 不明です。
  ②
 気圧が内陸部から南岸にかけて低くなるからであるが、
 問題の主旨としては前問で、閉じた等圧線、即ち高気圧が内陸部あるため
 となるが、回答例の様に、「メソ高気圧」という表現は思いつかなかった。
  ③
 降水の要因は上昇気流、この場合は、シアライン上の空気の収束による暖気側の
 空気の上昇によるもの。
 「風と気温分布に着目して」とあるので、どのような温度のどのような(向き)風による
 収束かを回答すればよいと思う。

(3)①
 問題読んだ瞬間、これは無理かなぁ
 公式を思い起こすと、P=ρRT(圧力=密度・定数・絶対温度)
 ただ単に、密度と温度に圧力は比例するというだけ
 (公式は丸覚えするより、意味を覚えるのが確実と思う)
 単位はよく解らない。
 とりあえず、気圧1010hPaは1010×100Paとして計算してみると
 ρ=P/RT=(1010×100)÷(280×287)=1.2568
 この後の②の設問に「勝浦の空気の密度1.21kg/m3」とあるので
 この計算式による回答は正しいように思える。
 (勝浦の空気の密度と、そんなに違わないはずなので)
  ②
 これは、絶対無理、思いつかない場合は、さっさと飛ばしたほうがよいと思う。

 時間をかけて考えてみると・・・
 ポイントは、重力加速度と質量から圧力を求めることと思う。
 ---以下、非常に不正確な内容・表現の可能性があります---
   「1kg/m3」にかかる圧力N(ニュートン)は質量「1kg/m3」×重力加速度「10m/s2」から
   10N(ニュートン)となる。
    Nを求めて、Paに変えるだけでよいような??
   熊谷の場合
   「1.26kg/m3」にかかる圧力は12.6(ニュ-トン)となる。
   平方mの圧力が気圧なので(1N/m2 = 1Pa)
   「1.26kg/m3」の空気による気圧は12.6Paになる。
   これを1km(1000m)分積み上げて、12.6Pa×1000m=12600Pa=126hPa
 ---以上---

  ③
 ②の正解者へのご褒美のような・・・

問4
(1)よくある問題
 地上低気圧から500hPaトラフへの軸が12時間後では西に傾いていたが
 24時間後には、ほぼ直立となり低気圧の発達が弱まった
 回答例にあるように、地上低気圧は、二つの低気圧の中心という表現が正確だと思う。
(2)
 私の稚拙な知識で思いつくのは、
 地上の風、850hPaの風と気温、700hPa鉛直流と湿数による判断ぐらい。
 850hPaの気温を見ると、12℃線が、寒気移流の先端と判断するのが無難。
 (温度傾度の大きい領域の南東の縁(ふち)が12℃線に明確に見える)
 地上とのズレを考慮すると、ちょうど「イ」あたり。
(3)
 改めて850hPaの気温以外を見てみると、
 700hPa鉛直流の負領域、と湿数3以下の領域が、前線の南等側に広がっているのがわかる

問5
(1)①
 こういう設問は確実に正解したいと思う。
  ②
 卓越周期は、うねりにより大きくなる。
 うねりは遠方から伝わる波
 この設問の場合、低気圧の風による遠方からのうねりが地理的条件で地点Aにはない。
(2)①
 大雨の防災上の注意すべきことは定番の問題と思います。
  ②
 融雪、なだれ、着氷、着雪から選ぶことに。
 融雪は、洪水だから考えにくい。
 なだれは、気温が高めなので、考えられる。
 着氷は、北海道では船体着氷以外にあまり使わないみたい。
 着雪は、一般的に、大雪の時によく使う。
 無難に、着雪注意報ぐらいが適切かと思うが
 回答例が2つを限定しているみたいですが、上記の判断が良いかどうかは不明です。



実技1で疲れたので、
今日は、ここまで、

実技2は、気が乗れば、後日に