先週のブログのG1実況のこぼれ話。
9車の実況。
特にG1の実況は勝ち上がり戦以外でもレースが激しく動きのあるレースが多い。
だから見てる方は楽しいし
喋っている側としても楽しい。
めちゃくちゃ集中するから
終わった後の疲れは半端ないけど。
尊敬している実況アナウンサーの
米田さんと以前にお話しをしていただいた時のこと。
『予見しながら実況するんだよ。』とアドバイスをいただいた。
動いてから、それを喋るのは
後追いになるから、それはプロの実況の仕事じゃない。
動き出しをドンピシャのタイミングで捉えるのがプロの実況だと。
そのためには
ある程度の予測が必要になる。
ここで動くんだと決め打ちをして喋る勇気も必要だと、お話しをいただいた。
10回目。
ようやく今回でその意味が理解できた気がする。
甘いところや
予測違いの踏み直しや、動きがないところもあったけど
それでもこの喋りは続けていくべきだろうと自分の中で思うことが出来た。
上手くなんないし、
成長も見られないから
モチベーションがそこまで上がらないということもしばしばあったんだけど
こういう経験がたまにあるから
また来年の自分が楽しみになる。
他の人からの評価も嬉しいけど
筋トレと同じで身体の僅かな変化に気付けるのは
まずは自分だと思うから。
やりきって引退、というのは自分に甘い僕は絶対ないので
のらりくらりと諦めずに進んでいきたいと思う。