皆さんこんにちは。金曜日担当のナッツです。
もうゲスい流れはとっくに終わったと思ったのに…。
橋本さんの翌日はやりにくいですね笑

それにしても男の人ってゲスい内容が好きですよね。私もなんだかんだそういう内容に興味を持ってしまいます。
わかります。そういうもんなんでしょうね。。

ってそんなことはどうでもいいんです。
小さな幸せですよ。

このテーマにピッタリの内容が今回はあるんです。


先日私は東京へ仕事に行ったのですが、
その際に飛行機に乗りました。

その飛行機でしか味わえない幸せが
私にはあります。

飛行機が飛び立つ時のフワッとした感じや、
空を飛んでいる時の窓から見える景色、
これも飛行機ならではの経験で素敵ですよね。

でも違うんです。

世界最高の一杯があるじゃないですか。
離陸して数十分後、私は"それ"が来るまで、どれほど眠くても目を閉じることはありません。



オニオンスープ。



航空会社によってはコンソメスープの場合もありますが、これしかない。なんであんなに機内で飲むスープは美味しいのか。

熱々の状態でCAさんに渡された紙コップを、
テーブルの窪みに一旦置く。
琥珀色に輝く表面を眺め、気持ちを整える。
そしてフーフーしながらゆっくりとひと口。

ゴクリと飲んだ瞬間、
そのスープが五臓六腑に染み渡り、
身体の至るところから
『美味しいっ』『美味しいっ』と叫び声が聞こえてきます。

具材が入っているわけでもなければ
金箔が浮いているわけでもありません。
それでも……

まるで自分自身の身体がタマネギになったかのように、一瞬にして香ばしさが駆け巡ります。

なんなんでしょうね、あの美味しさは。。。
もしかしたらシチュエーションが関係しているかもしれません。
飛行機マジックといえばいいのでしょうか。
あの空間で食べるもの、飲むものは全てが
美味しくなってしまうのかもしれません。

うまいフレーズは出てきませんが、
とにかくあのスープはどの高級料理店で飲むものよりも美味しく感じられます。

この時間の為に高いお金を払っている。
そう言っても過言ではないでしょう。

どれほど疲れていても
どんなに眠くても

あの最高の一杯の為に起きておかなければいけません。


『只今より、お飲み物をお持ち致します』


CAさんのこのセリフを聞いた瞬間、
私の心はもうスープのことでいっぱいです。

観ていたYoutubeの内容は一瞬にして忘れます。
シートベルトを外して天高くガッツポーズをしたくなります。
手がカタカタ震えてスマホが持てなくなります。
機内から生身で飛び出しても空を飛べる気がします。

そして、まだかなまだかな、と
ワクワクしながら待つこと数分。

最高の一杯を提供してくれる最高のCAさんが
視界の後ろから現れる。

私はその瞬間の為に生きています。

ナッツ