2年生のSくんの動画解説を見た後、Sくんの話を整理しなおしてみることにしました。

 オンライン学習会の参加者全員に理解してほしいと思ったからです。

 

 今、参加者の中心は2年生です。

 2年は急激にお利口になっています。

 算数に関しては、家庭学習研究社なら、5、6年レベル、SAPIXなら、4、5年レベルの問題を解けるようになりました。

 英語のミィーティングでは、ロンドンの女の子がフィボナッチ数列やガロアの話をしているんですが、2年生はそれが「面白い」と言っている。

 かなり難しい話でも理解できます。

 だから、普通に話せば2年生はウクライナ侵攻も理解できるでしょう。

 

 この記事の続きです↓

 しかし、ここ1ヶ月、幼稚園が激増しました。

 ちょっと前には、ついに幼稚園の年少組まで入っきました。まだオネショはしているでしょうし、つい最近までオムツをつけていた子たちです。

 この子たちにウクライナ侵攻をどう説明したらいいか?

 これは難題です。

 

 この日の参加者は50人。

 幼稚園児は5、6人。一人ひとりの表情を注意深く観察しながら話しました。

 パワーポイントを使います。

 

  

 4つのキーワードに絞り込み、1つずつ説明します。

 

 ロシア ウクライナ 東西冷戦 社会主義 NATO

 

 ときどき、「今のところわかった人、手をあげて」と、確認しながら進めます。
 予想通り、2年生以上は大丈夫です。ぱっと手を挙げるし顔でもわかったと言っている。

 幼稚園は、3割ぐらいは理解できたかな?

 微妙です。

 退屈している子もいました。

 

 しかし、一度に完全に理解させる必要はありません。

 この程度わかれば十分です。

 

 さあ、ここで方向転換です。

 4つの言葉を暗唱します。

 今度は理屈を考えずキーワードを丸暗記に集中します。

 キーワードはボルダリングのホールドです。

 単語をつかんで理解を引きずりあげる。意味を考えず、単語を丸暗記します。

 

 ロシア ウクライナ 東西冷戦 社会主義 NATO

 

 みんなで大きな声で叫んでおぼえます。

 そして、何人かに当てて暗唱してもらいました。

 幼稚園児もぱっと答えられました。

 たぶん、大丈夫。

 低学年幼稚園は丸暗記が得意です。
 

 ここまで30分。

 「もう一押したいな」と感じつつ、ここで話を切り上げました。

 百わりの競争や自分がやっているプリントの自習もあるので、これ以上は時間をとれません。

 幼稚園児たちは、ウクライナに興味を持ってくれたでしょうか? そして、ニュースの内容をどの程度理解できるようになったでしょうか?(以下、続く)

 

 

今日の雑談

 ロシアの近代史といえば『坂の上の雲』です。

 夢枕獏の『エヴェレスト 神々の山嶺』、横山秀夫の『クライマーズ・ハイ』など、ものすごい小説がありますが、近代を描いた歴史小説の中では『坂の上の雲』は突出した作品でしょう。

 小説自体が面白い。

 NHKドラマ版の冒頭ナレーションでも使われた書き出しは名文です。

「まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている。
小さなといえば、明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう」

 

 

 文藝春秋から発行されてる単行本は全6巻。活字がぎっしりと詰まった大作です。

 全巻読み通すためにはけっこうなエネルギーと時間が必要になります。

 作品の全容についてはドラマ版、小説は2巻の105ページから155ページの「列強」を熟読することをお薦めします。

 この章にはロシア史ががっちりと書かれています。

 これがすごく面白くてわかりやすい。

『坂の上の雲』は産経新聞の連載小説でした。新聞連載だというのに「列強」に入ると、毎日、延々とロシア史が続き、担当記者が心配になり「司馬先生、そろそろ、話をすすめていただけないでしょうか」と懇願したという話もあるそうです。

 ウクライナ侵攻では東西冷戦からの大きな流れを掴むことが重要用ですが、それよりさらにさかのぼり、ロシアの歴史やロシア人というものを理解するにはこの本のこの章が最適です。

 

 

 

 

 

 

 

水曜と日曜、ZOOMの無料学習会

 オンライン学習会は水曜日と日曜日です。 

 水曜8時は算数の勉強会。日曜日は、4時から算数、4時45分から英会話のミーティングです。 

 北海道から沖縄まで全国各地の、あらあゆる塾に通う中学受験生がオンラインで集まって勉強します。海外からの参加者もいます。

 年齢は幼稚園から小6まで。塾に通わない普通のお子さんも、全国トップクラスもいっしょに勉強します。

 もちろん、SAPIX(サピックス)も四谷大塚も日能研も、広島の家庭学習研究社に通うお子さんも多数います。最近は算数オリンピック参加者が増えています。

 

 英会話のミーティングは、英国の女の子が絵本を読んだり、街の話をしたり、BBCの科学ややニュースのページを解説してくれたりします。

 参加者は幼稚園から6年生まで。

偏差値も40台から70台まで。α1もα1を目指しているお子さんもいっしょ勉強しています。

 誰でも参加可能。無料です。 

 ……というと怪しまれるのですが、本当に無料です。

 参加してみて、本当に1、2年が小数や円周率の計算をすざまじいスピードで解いているのを確認してください。

 で、書いてあることがすべて事実だったら、ぜひ、プリントを購入してください。

 ……という話です(^^) お申し込み、お問い合わせはLINEから。幼稚園低学年の参加者も増えてきました。

 

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QRコードをクリック。ワンタッチでLINEの友達登録ができます。

 

ブログの記事をコンパクトにまとめました。

これまでの記事がぱっとわかります。

 

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