タングラムとは、正方形を三角、正方形、平行四辺形に切り分けたパズルです。本来は7ピースですが、私たちはこのうち2つの大きな三角形(赤と水色)をそれぞれ2つに分割し、9ピースにしたものを使って勉強します。

 このパズルは空間認識能力のトレーニングに最適です。理由のひとつは左右対称であること。大人にとっては何でもないことですが、小学校低学年の子供たちは左右対称を見分けることが苦手です。最初の一歩として左右対称を見分けられるようにする。神田塾の教材には、図形を鏡写しにするプリントもありますが、タングラムはその延長線上にあります。

 タングラムを使って、まず、左右対称を学ぶ。後は、「ひっくり返す」と「同じ長さの辺をひっつける」を繰り返していけば組み立て方がわかる。何度も何度もやって、目を閉じたままでも組み立てられるようなりましょう。

 パズルは一度できたら、それで終わりではありませんよ。百割りと同じように繰り返し、見た瞬間、正解が閃くまでやるんです。(続く)

 

 

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