著者は人気歴史作家の河合敦氏。山川出版という教科書会社から出版された本だが歴史の原因と結果を話ことばでわかりやすく記載してある。すらすら読めるのでは流れを掴むのには最適です。
たとえば、シリーズ3「開国~明治」には、
<(1853年のペリーの開国要求に対し、)老中首座の阿部正弘は、朝廷に事情を報告するとともに、諸大名や幕臣だけでなく庶民にも、広く意見を求めたのです。
その反響は大きく、幕府には多数の意見書が寄せられました。
阿部は挙国一致体制をとってこの国難をしのごうと考えたのでしょうが、これまでの幕政方針を大きく転換したことが、人びとを政治に目覚めさせる結果となり、のちに尊王攘夷運動という政治運動をまき起こし、ひいては幕府を崩壊へと導いてしまったといわれます。また、阿部が朝廷に報告したこことも、朝廷の存在を人びとに知らしめ、その権威を高め、幕府を弱体化させる要因の1つになったといえるでしょう>と記載されている。
今、ちょうど大河ドラマ『西郷どん』でやっていると箇所ですね。
<(1853年のペリーの開国要求に対し、)老中首座の阿部正弘は、朝廷に事情を報告するとともに、諸大名や幕臣だけでなく庶民にも、広く意見を求めたのです。
その反響は大きく、幕府には多数の意見書が寄せられました。
阿部は挙国一致体制をとってこの国難をしのごうと考えたのでしょうが、これまでの幕政方針を大きく転換したことが、人びとを政治に目覚めさせる結果となり、のちに尊王攘夷運動という政治運動をまき起こし、ひいては幕府を崩壊へと導いてしまったといわれます。また、阿部が朝廷に報告したこことも、朝廷の存在を人びとに知らしめ、その権威を高め、幕府を弱体化させる要因の1つになったといえるでしょう>と記載されている。
今、ちょうど大河ドラマ『西郷どん』でやっていると箇所ですね。