中学受験専門塾の勉強量は常軌を逸しています。電話帳のように厚いテキストと宿題の山。そもそも最低でも3日は塾通いだし、その合間は予習と復習でアップアップ。息継ぎ時間さえないですよね。
手元にちょうど『お受験の星』(今谷鉄柱)というマンガがあります。先ごろドラマ化された『下剋上受験』の男の子版みたいなマンガです。
で、このマンガ、中学受験業界の内情をバンバン書いています。
たとえば、低偏差値の主人公を志望校合格へ導く弱小塾の先生のこの言葉。
<なぜ、大手塾が山のように問題テキストや宿題をやらせると思いますか?
それは生徒を思ってのことではなく、売り文句のためなんですよ。
そう!
”入試問題的中”と書くためにね。
馬券を全通り買えば、当然、当たりがでますよね?
それと同様、問題をたくさん解かせればどれかは的中するでしょ?>
そして、この先生は、これでもか、これでもかと暴露を続けけるのでした。(続く)