■あらすじ■
政治家のデヴィッド(マット・デイモン)は、
ある日、バレリーナのエリース(エミリー・ブラント)と恋に落ちる。
しかし、突如現れた男たち、“アジャストメント・ビューロー(運命調整局)”
によって拉致されてしまうデヴィッド。彼らの目的は、本来愛し合う予定ではなかった
デヴィッドとエリースの運命を操作することだった。
(出典:http://www.cinematoday.jp/movie/T0009908 )
出だしの段階で物語の展開がまったく読めなかった。
「どこがSFなんだろう。アクション系かと思いきや意外とラブストーリーなのか?」
とか。
物語が一気に展開するのはマットデイモン演じるデイヴィットと
エミリーブラント演じるエリースが2回目に出会うバスのシーンだ。
物語の核となり『運命』を操る団体『運命調整局』が動き出すのだ。
やっとSFの要素が出てきた。
これは一歩間違うと大変なストーリになりそうだ。
と期待2割不安8割。
この物語でいう運命調整局の議長というのは
多くの人が一度は想像したことがあるだろう神様的な存在だ。
余談ですが、私は幼い頃雨は神様のおしっこだとか。
神様が怒っているときは雷がなるとか。そんな想像をよくしていた。
天から神様は人々の行いを見ていて
悪いことをした人には必ず罰を与えるし
良いことをした人にはご褒美を与える。
そんな記憶を頭の片隅に、この物語の行く末を見ていた。
この物語では人々の運命はがっちり運命調整局によって管理され
そこを少し間違えそうになるとアジャストメントつまり調整をしにかかるのだが、
最初の段階での調整で成功していれば(つまり7時5分のコーヒーをこぼし
バスに乗り遅れるそのことは彼ののちの運命に影響を及ぼす)
デイヴィットの運命は運命調整局の思い通りとなったのだが、
この調整の失敗によって議長つまり神的存在の意思すら変更することになったのだ。
最後のシーンでは二人が結果結ばれることすらもともと運命だったという
というような事を匂わせていましたが、人の人生はきっと小さな出来事の積み重ねであり、
その積み重ねが多かれ少なかれその人の考え方や行動に影響を及ぼす。
今回はとらえようによっては調整局によって一度は引き離された
デイヴィットとエリースはだが、その結果余計お互いを求める気持ちが強まる
という調整であったのではないかという憶測が生まれます。
この調整はこのように強い絆でつながれるという運命を
実証するための調整だったのかも知れない。
と勝手に深読みをしたくなる。
本編の内容に戻るとクライマックスのドアとドアと潜り抜けていくシーン
なんかは息を飲む瞬間が続き非常に楽しめましたし、
現実と未知の世界との狭間をいったりきたりするので
どこかばかばかしく、安っぽくなり兼ねないと不安でしたが
未知の世界の小道具がドアや帽子だったのですんなり入り込めました。
私なんかは単純なのでドアノブを左に回すと運営調整局へ行けるかも
と思い込んでみたり。(やりませんよ。)
それに変に遠まわしな表現とかがなく見やすい映画だと思いますが
題材は運命という抽象的な話なのでなんだかんだで見ている人によって
捉え方が変わりなにかと考えさせられる。
運命について語る時は以下の説で大体分かれるのではないかと思います。
①運命は自分で切り開いていく説
②結局運命は神様的な人が作っているものだからなるなるようにしかならない説
③運命はおおむね決まっているが人生の岐路の選択によって運命の方向は変化する説
この映画の場合は①はマットデイモン演じるデイビット
②は運命調整局のやっていること。
③実はこの映画の結末はこれに近いのではないか。
ちなみに私は③の説派です。
それにしてもマットデイモンは良い役者さんですよね。
最近は色々な作品にでてますねー。
インビクタスも面白かったなー。
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-R-

