1/24(金)から公開中の映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』

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韓国でのタイトルは『無名人』

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日本と韓国の合作映画で日韓共同投資や両国俳優の共演だけでなく、日韓両国が共同で企画・制作・配給を行っている

第15回サントリー・ミステリー大賞読者賞を受賞した司城志朗の同名小説の映画化

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気づかぬうち何者かに記憶を上書きされ別人として生きていた主人公が、すべての記憶が消えてしまう5日間で驚くべき真実を追うサスペンスでアクションな映画


原作者の司城志朗は1983年矢作俊彦との共著作品『暗闇にノーサイド』で第10回角川小説賞、1994年『ひとつぶの砂で砂漠を語れ』で第3回開高健賞奨励賞、そして1998年に本作の原作になる『ゲノム・ハザード』で第15回サントリー・ミステリー大賞読者賞を受賞


監督・脚本は『MUSA』『美しき野獣』などアクション映画が多く、高速撮影(スローモーション)や低速撮影やモンタージュ技法などの撮影方法を駆使して、独特の世界観を作り上げるキム・ソンス

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主人公の石神武人にはテレビドラマ『あすなろ白書』や大河ドラマ『八重の桜』『ストロベリーナイト』、映画では『Dolls』『サヨナライツカ』などの西島秀俊

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2010年公開の映画『サヨナライツカ』では老後のシーンのため体重を13kg増やし、その後の若い頃のシーンのため1か月で15kg減量した和製デニーロみたいな役者魂の持ち主


主人公を助ける記者カン・ジウォンにはモデル出身で、テレビドラマ『メリーは外泊中 』のキム・ヒョジン

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主人公の妻の美由紀には『SP』シリーズ『さよなら渓谷』『そして父になる』の真木よう子

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他に伊武雅刀、中村ゆり、浜田学、パク・トンハ、イ・ギョンヨン


石神が自宅で妻の死体を発見したその時、目の前で死んでいる妻からの電話を受ける

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その時から警察を騙る男達から追われるようになり、偶然助けてくれた韓国人女性記者と、次第に薄れる記憶を追いながら逃げることに

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そして石神は本当の自分を知ることになる

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何故、彼は記憶を上書きされたのか?

本当の自分とは?



おすすめ度★★☆☆☆
(サスペンス映画だけれど分かりにくいシーンが多く、もう少し上手く説明がされていれば面白いだろう
日本では許可が下りないカーアクションの撮影は韓国で行ったそうで、スタントマンをほとんど使わず西島本人が演じているので、主人公の顔が見えるリアルなアクションシーンは見所
映画のキーポイントで次第に分かってくる主人公の本当の姿を、何故だか映画のサブタイトルに使っていて、【ある天才科学者の5日間】って…、次第に分かってくるかなり重要なポイントなのに、タイトルにするのは面白味に欠けて残念
サスペンスでアクションな映画のはずが全般的には地味でおとなしい仕上がり
出来れば予備知識なしで見るのがおすすめだけれど、分かりづらいシーンがあるからある程度の予備知識は必要なのかも
その辺がもったいないのです)

1/24(金)から公開中