お久しブリーフなブログになります
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12/21(土)から公開中の映画『永遠の0』

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累計300万部を記録した百田尚樹の同名ベストセラー小説の映画化
公開初日から首位を独走して、公開から30日で観客動員419万人を突破
公開当初の大台としていた興行収入50億円も軽々と超えて大ヒット中

現代に生きる青年が太平洋戦争の特攻出撃で亡くなった零戦パイロットの祖父のことを調べるうちに、60年間封印されていた様々な真実が語られるヒューマンなドラマ


300万部超えの百田尚樹の原作は歴代のオリコン書籍全部門を通して、コミック部門『ONE PIECE』に続いて史上2例目になる快挙

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因みに村上春樹の『ノルウェイの森』の方が売れたような気がするけれど、『ノル』は上下で430万部超えなのです


脚本・監督は2005年公開の『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞監督賞など各賞を受賞して、その後の『ALWAYS』シリーズも手掛けた山崎貴

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そんな監督がいつか撮ってみたい映画として、原作版『風の谷のナウシカ』の映画化を挙げているのが興味深い


もう1人の脚本は『ゴールデンスランバー』『ジーン・ワルツ』『藁の楯』などの林民夫

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3/29(土)公開予定の次回作『白ゆき姫殺人事件』は、『告白』『北のカナリアたち』など小説の映画化が相次ぐ湊かなえの同名小説を、『ゴールデンスランバー』『奇跡のリンゴ』の中村義洋が監督する
旬なゴールデントリオの作品に期待です


主人公の宮部久蔵は『木更津キャッツアイ』『SP』シリーズ『図書館戦争』や、1/5(日)から放送されているNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で主人公の黒田官兵衛を演じているV6の岡田准一

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孫の佐伯健太郎にテレビドラマ『ブラッディ・マンデイ』や、映画『恋空』『クローズZERO II』『君に届け』などの三浦春馬

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三浦春馬演じる佐伯健太郎のお姉さん佐伯慶子には、テレビドラマや映画、CMなど何気に出演作は多く、主役にも脇役にも当てはまらない不思議な中間的な位置にいる吹石一恵

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宮部久蔵の妻の松乃には『花より男子』や『八日目の蝉』では日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞し、来年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の主演を務めることが発表された井上真央

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今年と来年の大河ドラマの主演2人が夫婦役とは果たして偶然なのか?


他に濱田岳・新井浩文・染谷将太・三浦貴大・上田竜也・田中泯・山本學・風吹ジュン・平幹二朗・橋爪功・夏八木勲と、注目の若手俳優とベテラン勢がそれぞれ若い頃と現在を演じている


本作の企画がアミューズってこともあってか、エンディングで流れる主題歌『蛍』は23年振りの映画主題歌になるサザンオールスターズで、奇遇かな孫役の三浦春馬もアミューズ

大人の世界は難しいのです
(__)


制作はテレビドラマ『安堂ロイド』『ダブルフェイス』、映画では『踊る大捜査線』『海猿』『ALWAYS』『SP』シリーズ、CG制作では『鬼武者』シリーズや『バイオハザード0』、アニメーション『つみきのいえ』では日本作品として初めてアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した最近よく耳にするROBOT
演出家や脚本家として活躍している本広克行と羽住英一郎はROBOT所属で、あの岩井俊二も以前はROBOTだったりして


VFXは伊丹十三作品や『踊る大捜査線』『ALWAYS』シリーズに参加している白組
因みに本作の監督山崎貴はこの白組所属なのです


弁護士を目指す健太郎は、祖母の葬儀の時に祖父とは血のつながりがなく本当の祖父がいたことを知る

本当の祖父の宮部久蔵は太平洋戦争で零戦パイロットの特攻出撃で亡くなっていた

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そんな祖父の事を知ろうと祖父の戦友を訪ね歩くが【海軍一の臆病者】と評判は悪かった

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宮部は天才的な操縦技術を持ちながら敵を撃破することよりも【生きて帰る】ことに執着した

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その裏には必ず生きて帰るという妻との約束があった

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【生きて帰る】ことに執着した男がなぜ特攻を選んだのか?

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今もっとも旬な原作・脚本家・監督・制作チームが集結した話題作
どうしても戦争をベースにした同様のハリウッド作品と比べて日本映画はやっぱり見劣りすると考えるのなら、本作に関しては少しは骨のある日本映画だと感じれるでしょう



おすすめ度★★★☆☆
(ROBOTと白組の制作・VFXは今までの日本映画にあった安っぽい映像とは異なり違和感なく見れます
もっとも印象的なのはラスト10秒足らずのワンシーンで、瞬間的に滝のように涙が溢れスクリーンに釘付けになったのが今でも不思議
本編終了後に流れるサザンオールスターズの主題歌は本当に必要だったのか疑問が残るところ
この主題歌に関して被害者はサザンオールスターズかも知れないけれど…
零戦をモチーフにした戦争映画として複数のメディアや他の監督などは、真実に基づいて描いていないし【特攻】を美化しているとコメントしている
しかし原作は読んでいないけれど映画を見る限りは【特攻】を美化しているとは思えなかった
デリケートなテーマだから、そこは人それぞれ思うところがあるのでしょうね
戦争を知る世代がこの先いなくなり、戦争を知らない世代だけになる時代はすぐそこまで来ています)

12/21(土)から公開中