久しぶりに四谷の韓国大使館に行って、昨日15日(土)から公開中の韓国映画『嘆きのピエタ』見てきました
(^^)

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こちら韓国バージョン

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昔ながらの町工場が並ぶソウルの清渓川周辺を舞台に、孤独に生きてきた男とその母親を名乗る女
世界が激しく胸を揺さぶられた魂のサスペンス映画


韓国では昨年9月に公開され、その年のヴェネチア国際映画祭で最高賞となる金獅子賞を受賞
世界の三大映画祭(ヴェネチア・カンヌ・ベルリン)での最高賞受賞は韓国映画史上初なのです
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タイトルの【ピエタ】は聖母マリアが十字架から外されたイエスの亡骸を抱く宗教画や彫刻のこと

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因みに私の携帯待ち受けは【サモトラケのニケ】なのです

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昔々、勝利の女神像として船首の台座に飾られたりしていて、あのスポーツ用品メーカーNIKEの語源にもなったのです


脚本・監督・製作総指揮は1996年のデビュー作『鰐~ワニ~』以降『魚と寝る女』『悪い男』『春夏秋冬そして春』など、常に話題作を撮り続ける監督・脚本家・プロデューサーとして活躍している鬼才キム・ギドク

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2004年『サマリア』でベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)、『うつせみ』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)、2011年『アリラン』でカンヌ国際映画祭ある視点賞
そして昨年2012年、監督18作目になる本作『嘆きのピエタ』でヴェネチア国際映画祭の最高賞な金獅子賞を受賞


血も涙もない借金取り立て屋ガンドには映画『マルジュク通り残酷史』『麻婆(マパ)島』など、映画だけじゃなくテレビドラマも映画と平行してコンスタントに出演しているイ・ジョンジン

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微笑むとヨン様っぽいけど、本作の中では無口で冷酷な男に変身です


ある日突然現れるガンドを捨てた母親と名乗る謎の女にはテレビドラマ『ピアノ』のチョ・ミンス

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映画ヒロインとしては17年ぶりになる本作では韓国の主要な映画賞を総取りしたベテラン


他にウ・ギホン、カン・ウンジン、チョ・ジェリョンなどが出演しているけど、全編を通して基本はこの2人の主役



親の顔を知らず身寄りもなく孤独に生きてきたガンドは、借金が払えない債務者に保険をかけてから重傷を負わせてその保険金で借金を支払わせる極悪非道なやり口で借金を取り立てていた

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そんなガンドの前にある日突然、母親を名乗る女が現れる

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最初は疑いしかなかったけど女からの無償の愛情を受けて少しずつ心を開いていくガンド

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しかし謎の女には定番だけれど秘密があったのです…
( ̄▽ ̄;)


主役2人のキャスティングは監督の直感で驚きの10日間で決めたそうで
そして撮影期間も驚異の10日間という短い期間で撮影されたのです

撮影の効率性を高めるために2台のカメラで撮影を行い、撮影監督がAカメラでキム監督が演出と同時にBカメラで撮影した驚きだらけの作品なのです



おすすめ度★★★
(かなり過激な描写があったり、映画を見ている間は息をするのを忘れるぐらい体と気持ちが緊張します
だから作品としては★3つの最高評価だけれど、見ることはあまりおすすめ出来ません
(__)
2人の迫真の演技は見る人を深い深い海の底に引きずり込むような、短い撮影期間でありながらカミソリのような高いクオリティーとヴェネチア国際映画祭の最高賞受賞は感服なのです
あのシーンが良かったとか細かい内容はネタバレになるから書けないけど、後半からラストの展開は凄まじいものがあって、ラストシーンに至っては誰1人として想像出来ない終わり方に暫く席を立てません)

6/15(土)から公開中