久しぶりの韓国映画は明日18日(土)公開の『建築学概論』
こちら韓国バージョン
韓国で昨年公開され410万人を動員して『私の頭の中の消しゴム』(256万人)、『私たちの幸せな時間』(313万人)の恋愛映画興行記録を6年ぶりに塗り替え社会現象にもなった大ヒット作品
建築士の男性が大学時代の初恋の女性に家の建築を依頼され、その過程を初恋の想い出とクロスして描かれた恋愛映画
脚本・監督は建築士から映画監督に転向して本作が長編映画デビューになる異色の転職組イ・ヨンジュ
本作は10年以上前から監督が温めていた企画で、インタビューの中で監督は「まるで片思いのような作品」と語っている
主人公の建築士スンミンにはテレビドラマ『復活』『魔王』『善徳女王』など、映画では『シルミド』『家族の誕生』など、そしてB級の香りがプンプンなタイトルとポスターが印象的な『人喰猪,公民館襲撃す』のオム・テウン
因みに『人喰猪,公民館襲撃す』のポスターはこんな感じで
韓国バージョンに至ってはボンバーでスペタクル
( ̄∇ ̄;)
家の建築を依頼する初恋の女性ソヨンにはテレビドラマ『新入社員』『赤と黒』や最高視聴率40%の『太陽を抱く月』など
映画デビューは『マルチュク青春通り』で本作は10年ぶりの映画出演になるハン・ガイン
そして建築学科に通う大学1年生の頃のスンミンにはテレビドラマ『三姉妹』『ファッション王』や映画『夜は彼らばかりの時間』のイ・ジェフン
同じ大学の音楽学科1年生の頃のソヨンにはテレビドラマ『ドリームハイ』に出演していたアイドルグループMiss Aのスジ
本作で韓国女性初の新人賞4冠を達成して、社会現象になった初恋ブームの火付け役で、【国民の初恋】と呼ばれるほどの人気者
他に大学1年生の頃のスンミンが恋の悩みを打ち明ける浪人中の友達ナプトゥクには、今までミュージカルの舞台が多く、最近になってテレビドラマ『ザ・キング2Hearts』と本作に出演して人気急上昇なチョ・ジョンソク
次回作はユク・サンヒョ監督の映画『救国の鋼鉄隊伍』
建築学科の大学生スンミンは建築学概論の授業で音楽学科のソヨンと出会う
次第に打ち解け親しくなるけど気持ちをうまく表現出来ないスンミン
そしてあることが原因でソヨンと疎遠になってしまう
それから15年が経ち、建築士となったスンミンのところに初恋の相手ソヨンが現れ、実家がある済州島に家を建ててほしいと訪れる
新しい家を建てることになったスンミンは次第に初恋の記憶がよみがえり、そして新たな感情が芽生えるがスンミンにはすでに婚約者がいる
初恋相手との15年ぶりの再会
そして15年前の約束
韓国映画によくある手法の現在と過去をクロスさせて、より作品の中の登場人物に感情移入し易くなる韓国マジック
(=∵=)
そんなマジックに純粋なおじさんはやられちゃいましたけど
( ̄∇ ̄;)
とてもドキドキしてキュンとなってウ~ンなんてしちゃう映画です
おすすめ度★★☆
(ラストシーンはある程度分かる範囲内の結末だけど、サッパリしていて気持ちいいのです フレッシュなキャストが多く、その中でも学生時代のソヨンを演じたMiss Aのスジは評判通りナイスです 韓国の恋愛映画と言えば女性の主人公が定番だけど、本作は男性から見た初恋でおじさん世代必見! 男心をくすぐりギュッとハートを捕まえて、それぞれの思い出を呼び覚ましてくれる恋愛映画
因みに本作の中に登場する済州島のソヨンの家をカフェとして改築して昨年オープンしたそうで 建物の一部は建て直されたけど、映画に登場した屋上の芝生や海に面した広い窓などはそのまま残されているから機会があったら行ってみたいな)
5/18(土)から公開